メッセ、完封!

メッセンジャーが今季初完封で、リーグトップに並ぶ11勝目。試合前に、
「リリーフが疲れているから、1人で頼むぞ」
と告げていた金本監督は、
「本当に約束を守ってくれた」
と、白い歯がこぼれた。リリーフ陣総力戦でのぞんだ前カードの、広島3連戦。この日の勝利は。ブルペンを休ませる意味でも、大きな価値のある白星となった。それに、一夜にして、自力Vの可能性を復活させた。9ゲーム差も、あるにはあるが…

メッセンジャーは5回一死一、三塁のピンチをしのぐと、あとは危なげない投球。150キロ超の速球を主体に変化球もさえ、9回を4安打9奪三振で今季初完封をマークした。「サンケイスポーツ」によると、
「チームメートに感謝したい。先に点を取ってくれて、将大が貴重な本塁打を打ってくれて、梅野君もいいリードをしてくれた。完封というのは先発として一番いい仕事ができた証しだ」
と、気持ちよさそうに汗をぬぐった。

打線は、3安打3得点。相手の失策がらみで、わずか1安打で1点しか取れないまま迎えた7回。ロジャースが右翼線二塁打で、まずはおぜん立て。左翼2階席に突き刺さった。中谷が12号2ランを放ち、勝利を大きく引き寄せた。無死二塁。カウント1-1からの3球目だった。
「いい感じで、とらえられた」
と、それまで打ちあぐねていたブキャナンの148キロ直球を完璧にはじき返した。バットだけではない。先頭で迎えた5回に四球で出塁すると、次打者・鳥谷の中堅前への浅いフライが安打になると判断。一気に三塁へ向かったところで、カバーに入った左翼手のバレンティンが三塁へ悪送球。これにすぐさま反応し、本塁を陥れる激走を見せた。
「スキを突く、ということは(今年の)キャンプ当初からずっとやってきたので」

 <阪神3-0ヤクルト>◇4日◇京セラドーム大阪

過去の試合;
▲ <広島5-5阪神>◇3日◇マツダスタジアム

94試合目で、ついに自力V消滅。ドリス、痛恨の3失点。その後を岩崎、高橋、松田のリレー。延長12回に及んだ激闘は、痛い引き分けに終わった。岩田、6回途中2失点と粘投。通算1000投球達成。