3連勝。福留が延長10回、代打で9号、決勝2ランを放った。さすが福留、これこそキャプテン。

2-2で突入した延長10回、大和が四球で出塁したが、梅野が送れず、一死一塁で投手・高橋の打順に。ここで、福留が代打で送られた。2ボールから3球目。外寄りの142キロ直球をフルスイングした。狙い打ちした打球は、右中間スタンド最深部へ。今季9号2ランが、接戦に終止符を打った。
「狙って打てるような技術はないので。思い切って振ろうとは思っていました」と謙遜していた。
「なんとか後ろにつなごうと思って。思い切っていこうと思いましたけど」
という気持ちは打球に乗せていた。3戦連続でスタメンを外れ、休養十分のベテランのひと振りだった。「サンケイスポーツ」によると、
「千両役者ですね」
と、最高の賛辞を贈った金本監督も、
「休養が効いたんかな」
と喜んだ。

6回に、俊介の2号2ランで均衡を破った。会心の一撃だった。一死一塁で迎えた第3打席。フルカウントから内角低めのチェンジアップを、左翼スタンドまで豪快に運んだ。
「打ったのは、チェンジアップ。前の打席あっさり三振してしまったので、とにかく後ろにつなごうと思い打席に入りました。ホームランは出来過ぎた結果ですが、欲しかった点を取ることができて良かったです」
広陵高の先輩・金本監督は、
「まさかといっては失礼ですが、低めの球をうまくすくいあげてね。いい働きをしてくれているというか」
と、頬を緩ませたものだ。

メッセンジャーが7回を投げて、8安打2失点。2点リードの7回に2点を失い、同点で無念の降板。104球、8三振を奪いながら、11勝目の権利を目前で逃した。

桑原、出番は同点で迎えた8回にめぐってきた。2番手で登板し、1回を1安打無失点。風格すら感じさせる。リーグトップタイの24ホールド。大きな1勝を、呼び込んだ。

※ 二軍調整中の藤浪が7月2日のウエスタン・中日戦(ナゴヤ)以来、約1カ月ぶりに先発し、右足をつるアクシデントもあったが3回4安打7三振、3四球、1失点でマウンドを降りた。直球の最速は158キロを計測し、カットボールも140キロ台。とらえられた当たりも少なかっただけに、3回の2四球がもったいなかった。

 <中日2-4阪神>◇29日◇ナゴヤドーム