メッセンジャーが、投打にわたる大活躍でチームをけん引。投げては、8回5安打無失点とヤクルト打線を圧倒した。リーグトップタイの10勝目、今季最多タイの12三振で、2年連続6度目の2ケタ勝利を達成。

来日初となる1号ソロで、先制点をたたき出したメッセンジャー。3回無死。追い込まれながらも、外角高めの速球を振り抜いた。高く上がった飛球はそのまま右翼席へ。10年に加入以来、本塁打はこれが初めて。ヒーロー・インタビューで、先制アーチについて、
「風だと思うけど、気持ちよかったです」
と、ご機嫌だった。

初「4番」に座ったロジャースが、期待通りのマルチ安打。
「いろいろ流れがあって、特に理由はないが、孝介も休みをつくってあげないと」
と、金本監督。「サンケイスポーツ」によると、
「きょうは内角が多かったから、そのあたりを修正していけた。(4番でも)変わりはないよ。向こうでも打ったことがあるけど、変わらない」
2回先頭で迎えた第1打席。カウント2-2と追い込まれながらも、内角直球をきれいに中前へはじき返した。そして、8回には外角の変化球を引っ張り込んで三遊間を抜いた。右の強打者特有のヒットが出たことは、状態が着実に上向いてきている証拠だ。打線の核が、ついに備わった。

打線が、7回に爆発。4本の長短打で一挙4点を奪った。先頭の代打・中谷が左翼ポール直撃の本塁打を放つと、鳥谷と、大和が連打で無死二、三塁。梅野がセーフティ・スクイズを決め、
「仕事ができました」
と、追加点をたたき出した。なお続くチャンスで、上本が左中間を真っ二つに破る2点適時三塁打。
「ランディのために、という気持ちだけです。なんとか追加点が取れて良かったです」

中谷が、8試合ぶりの10号ソロを放った。7回無死で、5番・高山に代わって代打で起用された。フルカウントから、チェンジアップに食らいついた。ライナー性の当たりは、そのまま左翼ポールに直撃。
「イニングの先頭だったので、とにかく塁に出ることだけを考えていました。すぐに追い込まれてしまいましたけど、カウント3-2まで粘ることができたので、なんとか食らいついて最低でもフォアボールを取りにいこうとしていたなかでしたが、こういう結果になってくれてよかったです」
前日は送りバントを失敗するなど精彩を欠いたが、汚名返上の一撃を見舞った。金本監督は、
「きのうの借りをキッチリ返してくれましたね。落ち込んだままではなく、前向きな気持ちでやり返す。実際に挽回できた。それが大事です」
と、目を細めた。が、心配なのが、高山。相性の良い神宮でも、活躍できずに終わった。

 <ヤクルト0-5阪神>◇23日◇神宮

過去の試合;
●<ヤクルト6-2阪神>◇22日◇神宮

能見が、遼馬が、岩崎が、自滅7四死守備球6失点。絶好の反撃機だった6回無死一、二塁で、中谷が痛恨の送りバント失敗。金本知憲監督は、苦い表情で振り返った。
「あれで流れが大きく変わりましたね」
新助っ人・メンデス、2回0封発進(マテオ、抹消)。