ヒーローは、大和!

逆転勝利。貯金「7」の2位で、前半戦をターン。チームの5得点中4点をたたき出した大和が、中谷とともにお立ち台に上がった。前半戦の最終戦を白星で飾り、3連勝とした。43勝36敗。
「本当によく追いつき、追い越しで、よく粘ってくれました」
と、金本監督の声も思わず上ずる。

2点を追う2回に反撃の適時打を放った大和は、3点を追った6回は中谷の適時打に続いて、またしても2点打で試合を振り出しに。さらには、8回ニ死二塁で決勝打と、文句なしのヒーローになった。桑原が流れを断ち切り、マテオがつなぎ、ドリスで締めた。ヒーローは大和だが、カゲの殊勲は盤石のリリーフ陣だ。マテオが6勝目、ドリスは23セーブ目。

今季からスイッチ打者に転向した大和、2本は左腕に対して右打席で打ち、決勝打は右腕に対し、左打席で流し打った。
「2本打てたんで、なんとか左でも1本打ちたいなと思ったんで、いいところに落ちてくれてよかったです」
と喜んだ。スイッチ打者転向後、初の猛打賞で今季最多の4打点。勝負強さをも猛アピール。金本監督も、
「ランナーがいるときに勝負を決める一打を打ってくれて、ちょっと興奮しましたね」
と、苦労人の大仕事に最敬礼だ。

「気持ちいいですし、今日勝てていなかったら、孝介さんが出ていないからと言われるので、本当に勝ててよかったです」
中谷が、4番起用に応えた。3点ビハインドの6回一死一、三塁でチェンジアップを左前に運び、三塁走者の上本をホームに迎え入れた。
「チャンスでまわってきたので、後ろにつなぐ気持ちで積極的に打ちに行きました。ランナーをかえすことができてよかったです」
と、4番の務めを果たした。その4番としては、初の猛打賞、初の適時打をマーク。

先発した秋山は6回を投げ、4安打4失点。1回、先制2ランを被弾。1-2の6回にも右翼ポール直撃の2ランを浴びた。2試合連続となる2被弾で、8勝目を逃した。
「ゲームの入りに本塁打で失点してしまい、相手に流れを与えてしまいました。6回の失点も本塁打で失ってしまい、粘り切ることが出来ませんでした」
と悔やんだ。ここ最近は、ホームランを打たれることが増えている。疲れがたまっているのかな。「サンケイスポーツ」によると、
「一時よりも、調子を落としていたように見えたが、その状態よりは上がってきているようには思う」
と、金本監督。続けて、
「3連勝ですか。打線もやっと“昼寝”から覚めてくれてね。後半戦への弾みになる。欲をいえば、このまま試合を続けたいですけどね(笑)」
17日の広島戦(甲子園)まで、ここから4日間のブレークに入る。休養日は1日で、15日から全体練習を再開する。

 <阪神5-4中日>◇12日◇甲子園