「きょうも、幸せです! 」

ふたたび上がったお立ち台で、
「きょうも、幸せです」
と、大山の笑顔がはじけた。連日の大仕事。2安打1打点の活躍で、6月15、16日以来の連勝を飾った。

「きのう(1日)、ホームランの後、2三振で、その後が大事だと思っていました。きょうが、勝負と思っていました」
プロ初のマルチ安打を、マーク。2回の第1打席。とらえたのは初球だった。打球は、遊撃手の左横を鋭く抜けていった。1-3の6回には、中前へ初の適時打を放ち、逆転劇を演出。前日のプロ初アーチに続く2試合連続の打点を記録し、連勝に貢献した。金本監督も、「サンケイスポーツ」によると、
「今、戦力になってくれている。(大山が活躍すれば)盛り上がりはあるかもしれない」
と、うれしそう。

守備でも、見せ場をつくった。4回無死一、三塁の場面で、ゴロを素早く捕球し、迷いなく本塁へ送球。失点を防いだ。金本監督は、
「微妙なタイミングでしたけど、本当によく刺してくれましたね、あれは。ナイスプレーですね」
と、称賛の言葉を惜しまなかった。

深刻な貧打にあえぐチームに、上昇気流を招き入れたのは、やはり2人の中軸だった。1点リードの7回一死。糸井が右翼ポール際に8号ソロを突き刺した。じつに5月30日以来、出場21試合、83打席ぶりの一発。
「あれは、大きかったね」
と、金本監督。大山、7試合ぶり先発に応える先制打の7番・大和とともに上がった、久々のお立ち台で感謝した。
「やりました! (打って1周する間は)幸せでした」

福留は、逆転への口火を切った。6回先頭で、119キロスライダーをとらえ右中間へ。5月30日のロッテ戦以来の長打で好機をつくった。つづく大山の当たりで、本塁へ激走。
「落ちる前からスタートを切っているからね。あれは、ちょっと勇気もいる」
と、金本監督は絶賛した。

岩貞が、4勝目を挙げた。6回先頭から3連打と浴びるなどし、6回7安打3失点で降板。そのウラ、味方が逆転。転がり込んできた白星に、
「5回まではしっかり抑えることができたが、それ以降は野手の方に感謝です」
と、悔しさをにじませた。投球内容について、
「三振をとりたいところで、とれなかった。今後の課題です」
と、反省しきりだった。8回のマテオが1点を失うも,前日と同じリレーで逃げ切った。

 <阪神5-4ヤクルト>◇2日◇甲子園

※ 藤浪、初の危険球退場。7四死球7失点で、球宴明け一軍絶望的(ウエスタン・中日戦(ナゴヤ))。