大山、プロ初安打が決勝3ラン!

ドロ沼の連敗を、「8」で止めたのは、大山の一発だった。プロ9打席目での初安打は、待望の初アーチとなった。とにかく連敗が止まって、本当に良かった。先発・能見や、盤石のリリーフ陣がヤクルト打線を1得点に抑え、チームは苦境を乗り越えた。金本監督は、
「打線がどうしても波に乗れず、あと1本が出ない試合が続いて…。でも、1年の間では必ずあると思う。今が一番、辛抱のしどころとずっと思っていた」
7月初日に、勝ち星でのスタートを切った。「サンケイスポーツ」によると、
「まず、オールスター休みまでにいい時のチーム状態に戻す、個人も調子を上げていってほしい」
と、前を向いた。

「幸せです」
と、大山。もちろん、初めてのお立ち台。
「ほんとに、チームが負けてる状況だったので、何とかチームのために、貢献したいという気持ちが強かったので、その通りになってよかったなと思います」
5番で起用したルーキーが、プロ初アーチが決勝弾となる3ラン。3回二死二、三塁。2球目の145キロ直球をカンペキにとらえた。打球はファンの思いも乗せて、左翼スタンド最前列に着弾。先発・能見を援護する、見事な先制3ランとなった。記念のホームランボールについては、
「今まで支えてくれた家族に、プレゼントしたい」
と語って、大きな拍手を受けた。

「正直、みんな調子を落としていて、他に5番を打つバッターがいなかったのもあるが、ルーキーでいきなりクリーンアップは…、とか考えずに、思い切っていった」
と、本音をのぞかせ、打撃コーチから推薦での抜擢だったことを明かし、
「ナイス推薦でした」
と、大興奮の金本監督。
「あの3ランしか点が入っていないが、プロに入ってきて、初仕事が大仕事になった」

「ストライク先行でいけた」
と、能見はほほえんだ。6回を投げて、1失点で降板。立ち上がりから、キレのある球を投げ込んだ。唯一の失点は、ソロだけ。走者を背負っても、粘りの投球で相手打線を封じ込めた。1カ月ぶりの今季3勝目。
「勝ててよかったですね。後ろの投手もしっかりと投げてくれましたし」
終盤は好調なリリーフ陣が7回を桑原、8回をマテオが抑え、最後はドリスが締めた。

※1日、獲得に乗り出していた大リーグ、パイレーツ傘下3Aのジェイソン・ロジャース内野手(29)と契約合意。新助っ人・ロジャースは、マイナー通算84発。今季は3Aで69試合に出場し、打率・289、9本塁打、34打点をマークしていた。

 <阪神3-1ヤクルト>◇1日◇甲子園

過去の試合;
● <阪神3-4ヤクルト>◇6月30日◇甲子園

金本監督の我慢が限界に達した。甲子園に戻ってのヤクルト戦にも敗れ、金本阪神になって最悪の8連敗。首位広島が勝って、ゲーム差は優勝への「デッドライン」とされる6・5から、7・5に開いた。それでも、ゼロ行進に終止符は打った。タイムリー欠乏症からも脱した。それでも、1点が届かない。青柳は、突然の乱調で3敗目を喫した。自滅して、5回4失点。

● <中日2-0阪神>◇29日◇ナゴヤドーム

2戦連続の完封負け。今季初の同一カード3連敗。「苦しいよ」と、金本監督になってから最悪タイの7連敗。負けるべくして、負けた試合ばかり。メッセンジャー、9安打を浴びながらも要所を締め、7回2失点も、味方の援護なく4敗目。不振の福留に休養を与え、4番に中谷を起用。今季初めて鳥谷を5番に上げ、プロ初スタメンの大山を「6番・一塁」に抜てきも、3打席無安打。

● <中日1-0阪神>◇28日◇ナゴヤドーム

6連敗を喫した。力投・小野は6回2安打1失点ながら、6試合目の初勝利もお預け。腐らずに、ガンバレ! 不振の福留を今季初めて4番から5番に下げ、4番に原口を起用も、ともに無安打。6度目の完封負け。

● <中日3-1阪神>◇27日◇浜松

打撃不振で、5連敗。
「今が一番、底かな」
と、金本監督。秋山、何とか粘り強く投げたが、6回2失点で4敗目。糸井、福留の3、4番コンビは2人で、7打数ノーヒット。強打の4番候補、ジェイソン・ロジャース内野手(29)、7月上旬の来日を目指して、交渉中。

※ マイナビ・オールスターゲーム2017(7月14日・ナゴヤドーム、15日・ZOZOマリン)のファン投票の最終結果が26日、発表され、阪神からセ・リーグ最多4選手が選ばれた。

この日(6月26日)が36歳の誕生日の鳥谷は、セ・リーグ最多の47万1327票を集め、2年ぶり7度目(すべてファン投票による選出)。ほかに、糸井嘉男外野手、梅野隆太郎捕手、マルコス・マテオ投手の3人が選出された。

● <広島5-0阪神>◇25日◇マツダスタジアム

4連敗。岩貞、4回4失点で降板。鳥谷の痛恨エラーから、リズムを崩した岩貞。先制点献上。正念場だ。

▲ <広島-阪神>◇24日◇マツダスタジアム

ラッキー! 救いの雨天ノーゲーム。防戦一方だった。能見が2回に2点を失うと、3回も1失点。次第に、雨脚が強くなる。4回ウラ途中、2点ビハインドで、雨はやまず1時間1分の中断後、ノーゲームになった。

● <広島13-3阪神>◇23日◇マツダスタジアム

メッセンジャーが広島打線の猛打を食らい、今季最短の4回5失点で降板。2番手・柳瀬もつかまり、満塁本塁打を含め、3発を被弾してなんと8失点。大山のプロ初打席は、空振り三振に終わったものの、10球粘った。