猛爆、金子撃ち!

11安打で11得点をあげ、オリックスとの“関西ダービー”初戦を制し、3連勝を飾った。
「向こうはエース。なかなか点を取れないな、というのはありましたけどね。トリの3ランと、(6回)糸井のタイムリーが大きかった」
と、金本知憲監督のコメント。

先発の秋山が8回を12安打も2失点で踏ん張り、5勝目(3敗)を挙げた。プロ8年目で、自己最多となる5勝目。
「真っすぐで押そうと心掛けた。真っすぐは、気持ちを込めて投げられた」
費やした球数は120球。本来の調子ではない。それでも耐えた。要所で精度のいい直球を投げ、失点は1回のみにとどめた。
「12安打? どう表現していいか分からんけど(笑い)」
と、金本監督。

3回、怒濤の攻撃で逆転に成功した。2点ビハインドで迎えた3回表の攻撃だ。

先頭の8番・糸原が一塁手のグラブをはじく安打で出塁すると、9番・梅野が送って一死二塁とした。1番・糸井は左飛に倒れたものの、2番・上本が右中間を破る適時二塁打を放ち、1点差に迫った。なおも二死二塁で3番・高山は中前へとはじき返し、二走の上本が生還し、同点に追いついた。

さらに打線はオリックスの先発・金子を攻め立て、福留の四球をはさんで、二死一、二塁から5番・原口が、
「少し強引でしたけど、しっかりスイングして芯でとらえられた」
1-1からの外角144キロを引っ張り込み、ライナーで遊撃頭上を抜いた。勝ち越しの左前適時打だ。
「前のバッターたちがつないでつないでという打席だったので、僕もつなぐ意識で入りました。必死のパッチで打ちました!」
6回には、2点二塁打。3安打3打点と、大活躍。
「貪欲にヒット1本、得点という気持ちで入った。点数は何点入ってもいい。うれしかった」

そしてトドメを刺したのは鳥谷。「サンケイスポーツ」によると、
「捕られるかなと思いましたけど。甲子園だったら(浜風で)アウトでした。京セラドームだったんで、ラッキーでした」
二死一、二塁から、オリックス金子の内角への142キロ速球を振り抜いた。とらえた打球は右翼へ高々と舞い上がった。右翼スタンド最前列に飛び込む2号3ラン。
「とにかくランナーを返すことを心がけて打席に入りました。インコースのボールでしたがうまく反応することができましたし、最高の結果になってくれて良かったです」
交流戦最多安打記録を更新する通算305本目の安打は、相手にダメージを与える大きな一発となった。球団の通算本塁打数「7777」本目のメモリアル弾ともなった。

外野手陣のポジションに、“異変”。外野シャッフル。これまで、「左翼・高山」、「中堅・糸井」、「右翼・福留」で構成されていた外野だが、大きく変わった。

高山が守っていた左翼には、福留が。そして中堅には高山、右翼には糸井が入った。日本ハム、オリックス時代に右翼を守っていたため不安はない。

中堅・高山も経験不足が不安となるが、昨季数試合で守っていた。やはり、“違和感”があるのは左翼・福留だ。メジャー時代の2012年以来、5年ぶり。これまで37試合で左翼に就いた経験はあるものの、ファンからすればほとんど記憶にない。右翼を主戦場としてきた福留が、40歳にして新たな挑戦をする。

糸井が、古巣オリックス戦で2安打1打点と活躍。1番・右翼で出場し、6回二死二塁から金子のチェンジアップをセンターにはじき返すタイムリー。
「追加点が取れて良かったです」
と振り返った。7回には左翼線に二塁打を放ち、マルチ安打をマーク。

 <日本生命セ・パ交流戦:オリックス4-11阪神>◇6日◇京セラドーム大阪