岡崎、苦節13年目で初本塁打!

太一が、左翼ポール際へ2ランを放ち、試合をひっくり返した。これがプロ13年目、131打席目にして初の本塁打。おまけに、8年ぶりの3安打猛打賞もマーク。守っても、5人の投手を好リードで勝利を手繰り寄せた。

「まだまだへたくそなんで、失敗もすると思いますが、…」
1点を追う4回、太一がチェンジアップをとらえた。「サンケイスポーツ」によると、
「昨日は大事な場面でスクイズを失敗して、でも絶対にやり返すという強い気持ちで打席に入った」
まさに、気持ちで打ったプロ初アーチだった。お立ち台では、本塁打の感触を問われ、
「最高でした!」
ホームラン・ボールは、
「家で家族が待ってると思うんで、家族に見せたいと思います」
と、苦労をかけた家族にささげるつもりだ。

前夜にはスクイズ失敗で相手に流れが移り、逆転負けを喫した。4回の打席では、初球に空振り。金本監督は、連日のスクイズを指示しようかと思った。しかし、2球目も空振り。サインを出すタイミングを逸してしまった。そこから、本塁打が飛び出したからおもしろい。金本監督は、
「あぜん。何が起きているのか、一瞬、分からなかった。今日の活躍が、生涯最高で最後に…、ならないようにがんばってほしい」
と、驚きを隠せなかった。

必死継投で、0封。岩崎、7回から高橋が3者連続のK斬りで、日本ハム打線を沈黙させた。お立ち台で、
「打てるもんなら、打ってみろという気持ちで投げました」
と振り返った。接戦での登板には、
「ブルペンではいつも投げたくないなと思ってるんですけど、試合に行くと、絶対に打たせないという気持ちで投げてます」
と話した。8回をマテオがゼロに抑えると、9回は守護神のドリス。先頭打者に中前打を浴び、次打者にはセーフティーバントを決められ、無死一、二塁。
「あの場面でバントは頭になかった」
前日の悪夢が頭をよぎったが、気持ちを切り替えた。一死二、三塁から、フォークで空振り三振に取るなど、無失点締め。金本監督も、
「よく踏ん張ってくれました」
と、胸をなで下ろした。

青柳が初回の悪送球を引きずることなく、切り替えて投げ抜いた。5回2/3を投げて、2失点。今季2勝目。
「勝たせてもらった。ゴロアウトが多かったなかで、野手の方にしっかり守ってもらった」
2回以降は立ち直り、
「立ち上がり自分のミスがあって失点してしまいましたが、2回以降はゴロアウトを取ることを意識して、低めにボールを集めることで、粘りの投球ができました。もっと長いイニングを投げていけるように頑張ります」
と話した。

<日本生命セ・パ交流戦:阪神4-2日本ハム>◇3日◇甲子園

過去の試合;
● <日本生命セ・パ交流戦:阪神2-4日本ハム>◇2日◇甲子園

1点リードの9回、ドリスが3失点で逆転負けを喫した。岩貞が、本来の投球を取り戻した。
福留がスタメンから外れ、糸井が初めて4番に座った。しかし、5打数無安打。岡崎、スクイズ失敗。三走の鳥谷が飛び出して、走塁死。流れが、変わった。

● <日本生命セパ交流戦:ロッテ8-1阪神>◇1日◇ZOZOマリン

高山、天国と地獄。初回に5号ソロで先制した。が、その後が打線がつながらず。3番糸井、4番福留、5番中谷がノーヒットとクリーンアップの不発が響いた。メッセンジャー、7回を投げて4失点。1回、高山が目測を誤って打球をそらしてしまうミスを犯し、逆転を許した。味方の守備に足を引っ張られながらも、粘りの投球を見せたが、報われず。