勢いだけでなく、接戦を勝ち切る強さ。同点の9回に、福留の適時打などで勝ち越し。貯金を二ケタとした。シーズン34試合目での貯金「10」は、優勝した03年の33試合に次ぐ、7番目のスピードとなった。

2-2の9回無死一、二塁から、4番・福留の右前適時打で1点。さらに二死満塁から代打・糸原の中前適時打で、この回2点を勝ち越した。
「チャンスで打ててなかったので、最低でもなんとかして走者を進めて次(の打者)でと思ったが、いいところに飛んでくれた」
と、福留。白木のバットではなく、茶色の10グラム軽いバットを手に持っていた。3球目、低めの変化球をとらえた。鋭い打球は、一、二塁間へ。二走の大和(初スタメン、「2番・二塁」)が生還し、決勝点をたたき出した。
「気分転換。正面を突いたりしていたんで」
と話した

「あそこで打てて良かった。最高の追加点になりました。3-2と、4-2では全然違うんで」
力のある直球2球であっさり追い込まれるも、勝負強さは、こういう場面での読みにある。なお、二死満塁。代打に送られたのは、前の試合までスタメンだった糸原だ。出番に備えて、
「ずっと準備していた」
内角高め147キロ直球を、中前へ弾き返した。ダメを押す適時打となった。

先発の藤浪は走者を出しながらも、追加点を与えず。立ち上がりに乱れながらも、粘って耐えた。5四死球を出しながらも、ゲームはつくった。7回を5安打2失点(自責1)。
「(2回以降は)粘れた。粘った。その一言に尽きるかなと」
8回は、マテオが三者凡退。最後は、ドリスが安定の三者凡退で締めた。

鳥谷が、逆転への道筋を整える適時二塁打。連続試合打点を、自己最長の「6」に延ばした。
 0-2の2回。先頭の原口が左中間フェンス直撃の二塁打でチャンスメークすると、鳥谷がバッター・ボックスへ。2ボール1ストライクからの、4球目。甘く入った直球を逃さなかった。
「高めを、しっかりたたけました」
と、左中間を真っ二つに割る一打で1点を返し、北條の同点犠飛を呼び込んだ。

 <阪神4-2DeNA>◇14日◇横浜