2試合連続2ケタ安打となる15安打3本塁打で、7点を挙げ快勝。金本監督2年目で、最多の貯金を「5」とした。先発・藤浪は7回3/1を被安打4の1失点で、今季3勝目を飾った。

前回ヤクルトと戦った藤浪は、4月4日は9四死球と乱れ、畠山への死球で大乱闘を引き起こしていた。この日はボールが抜けると、罵声を浴びせられるシーンもあった。今回も7四球と苦しんだが、粘り腰の投球で自身3連勝。「サンケイスポーツ」によると、
「ヤジとかはありましたけど、そこを気にしていたら勝負できないので。それなりに強い覚悟を持って投げたつもりです」
5回には、今季初安打を中前適時打で記録した。

5回までに大量7点の援護をもらった藤浪は、快調に飛ばした。立ち上がりからフォーク、カーブなど余分な球種を省いた。125球のほとんどが直球と、カットボール。
「勝負できるのが、その2球種。もともと自分はそういうタイプなので」
というが、ときおり、飛び出す荒れ球が、相手打者の恐怖心をあおった。7つの四球を出した(情けない!)が、要所を締めた。長打は1本も許さなかった。被安打4、奪三振4、失点は内野ゴロの間の1点のみの内容だった。

岩崎が、流れを斬った。8回一死一、二塁からマウンドへ。内野安打を許したものの、まずは、外角低めの146キロで見逃し三振。つづいて、遊ゴロでヤクルトの反撃を許さなかった。
「晋太郎の出した走者がいたので、抑えられたらいいなと思って投げました」
岩崎、球児のリレーで締めた。

3発の本塁打攻勢でヤクルトを突き放した。まずは4回、梅野が今季1号を左翼へ放ち2-0と点差をひろげる。2年ぶりの本塁打を含む3安打2打点の梅野は、
「芯には当たったんですけど、こすったんで風が運んでくれました。うまくいかないことがほとんどで、きょうやっと出てほっとしています」
と喜んだ。先発の藤浪については、
「ストライクが入る球を探しながら」
の苦心のリードとなった。この日も7四球と荒れたこともあり、
「四球を出すと(ファンが)『アーッ』って」
と、笑いを誘った。それでも、
「1点で粘った晋太郎を褒めてあげて」
とフォローすると、大歓声で応えた。

つづく5回は、中谷が左翼へ弾丸ライナーで放り込む2号ソロ。
「打ったのはシュート。打者有利のカウント(3-1)だったので、思い切っていきました」
さらに、一死一塁から、福留が右翼へ3号2ラン。内角高めのスライダーを強振した。高々と舞い上がった打球は、右翼席最前列へ。
「風、風。風に助けられました。風のおかげです。あの打席は低めを捨てたのがよかったです」

 <ヤクルト1-7阪神>◇4日◇神宮