原口の決勝打で、首位・広島にカード勝ち越しを決めた。この試合、執念を見せ、どう転ぶか全然わからなかった接戦を制した。「サンケイスポーツ」によると、
「ポイントになる試合だと思っていた。オーバーだけど、この試合で今年のチームがどうなるかくらいに思っていた」
と、金本監督。

プロ初2番・高山、決勝点につながる二盗を決めた。さて、初回こそ三振に終わった高山だが、3回無死一、二塁ではピッチャー返しの内野安打でチャンスを広げて、同点のお膳立て。さらに同点の8回、一死走者なし。高山が、カウント1-1から外角129キロの変化球を中前へ弾き返し口火を切ると、福留の打席での5度のけん制球、警戒網をかいくぐって二盗に成功。プロ2年目で、初の2番での出場(「1番・糸原」)。金本監督は、
「あそこは、勝負。高山もよく走ってくれた」
と、目を細めた。

その8回ニ死一、二塁で、しぶとく、原口らしく、三遊間を抜いた。二走・高山が三塁を蹴る。一塁上からベンチを振り向くと、心のままにバン、バン、バンッと手を叩いた。
「なんとか食らいついていこうという気持ちで、バットを短く持っていきました」
二死二塁で、4番・福留が敬遠気味に歩かされ、勝負を挑まれ、心を決めた。シュートでフトコロをえぐられ、フルカウントからの6球目。141キロ、そのシュートをようやくつかまえた。

先発の能見は、5回1失点。救援陣は安打を許さなかった。同点の6回から登板した2番手の桑原は、
「しっかり制球できていた」
と、切れのあるスライダーが光り、2回を完ペキに抑えた。8回のマテオ、9回のドリスも速球を軸に、安打を許さなかった。香田投手コーチは、
「流れを、相手に渡さなかった」
と、手放しでほめた。

原口のタイムリーで勝ち越した直後の9回に、ドリスはマウンドへ。
「ドクターからは『新しい腕』といわれているんだ」
先頭打者を三ゴロに仕留め、お次は155キロで空振り三振に。そして、最後の打者は、5球すべてフォーク。打者3人に、12球。自分の持ち球をすべて披露した。これで、セ・リーグトップをキープする6セーブ目。

※ 藤浪、インフルエンザ。再編を迫られた先発ローテだが、休めて良かった…

 <阪神2-1広島>◇16日◇甲子園

過去の試合;
● <阪神1-7広島>◇15日◇甲子園
「6点、全部あげた点だ。青柳1人が…。言いようがないよ。良くなっている所があるのに、悪送球とかゴロが取れないとか、もったいなさ過ぎる」
と、金本監督が試合をぶち壊した青柳に怒り心頭。

初回に自らの失策や、押し出し死球などで2安打で4点を失った。3回にも一塁への悪送球がタイムリー・エラーになり、傷口を広げた。3回6失点。