最強助人リレーで決めた!

メッセンジャーが7回6安打1失点と好投、2勝目。7回までほぼ完璧な投球を披露。「サンケイスポーツ」によると、
「うれしいね。1人では決して勝つことはできないので、チームメートの頑張り、助けがあって勝つことができてうれしいよ」
と、笑顔。
「きょうはスパイクも、ソックスも、パンツもすべて新品にして、気分も、自分の流れも変えて試合にのぞんだんだ」
ゲンかつぎ? 前回6日のヤクルト戦も開幕戦も6回途中で降板。勝利の瞬間、ベンチで誰よりも大声を出し、はしゃいだ。マテオ投手が8回を投げ、1失点したが、無四球。最終回を締めたのは、ドリス。

3点を先制した。一死から上本、福留の安打などで満塁とし、原口の押し出し四球と、鳥谷の適時二塁打で3点奪う。1ボールから甘く入ってきた134キロのフォークをとらえた。
「一死でまわしてもらったので、外野フライでもいいし、ストライクゾーンに来た球を積極的にいこうと思っていました。みんながつないでチャンスをつくってくれたので、何とか後ろにつなぎたい気持ちがヒットになってよかったです」
この一打で通算安打数が歴代58位の真弓明信(1888安打)に並び、2000安打にも、あと112。金本監督は、
「きょうはメッセと、鳥谷のタイムリーが大きかったですね」
と、賛辞を惜しまなかった。

8回、1点差に詰め寄られたが、そのウラに高山の適時打で追加点。一死一、三塁の絶好機。この打席で高山が初球、内角高め142キロをとらえ、三塁走者の梅野をホームに招き入れた。バンッと手を叩き、こぶしを突き上げる。どうしても出したかった一本とともに、感情も噴き出した。

13日のDeNA戦(横浜)で左足のつま先に自打球を当てた。痛みを抱えて9回に決勝打を放ち、この日も値千金のダメ押し打。8回表の守備では、二塁でアウトにし、ピンチ拡大を防いだ。中村外野守備走塁コーチも、
「褒めてあげてよ」
と、笑いつつ、
「あそこしかアウトにならないから。よくやってくれました」
と、手放しで喜んだ。試合前、病院で検査を受けていたが、
「打撲と聞いて、(軽症とわかって)痛みが引きました」
通常通りスタメンで出場して、勝利に貢献。
「問題なくやれました」
と頼もしかった。

ノーサインで決めた2盗塁。足で揺さぶり、攻略したことに、
「選手たちが勝手にやってくれてるんで。そこは大いにどんどん、積極的に行ってほしい」
と、金本監督。初回、ニ死一塁から糸井がスタートを切った。完全にモーションを盗んで悠々と二塁を陥れた。移籍後初盗塁に、
「決められて良かった」
と振り返った。このスチールが、後輩に勇気を与えた。3回一死から上本が左前打で出塁すると、つづく糸井の初球に二盗を成功。抜群のスタートを切り、わずか1球で得点圏へと進んだ。一死満塁から鳥谷の打席では、投手の視界に入る三塁から偽装スタートをかけて重圧をかけた上本。足で揺さぶった。

「北條も、もう1回、修正というのでね。まだまだレギュラーじゃないですから」
開幕11試合目。初めて遊撃のスタメンから外した金本監督の意図を、ファンの誰もがわかっていた。糸原が、「7番・遊撃」でプロ初スタメンを飾った。

1点差にせまられた直後の8回一死一塁。犠打の指示。
「いっぱいいっぱいでしたが、決められてよかった」
2ボールからの3球目に、バスターエンドランを仕掛けたがファウル。今度もバントにもどすもファウル。ラストチャンスに、執念で投前に転がすと、これが一塁悪送球を誘った。一、三塁と好機は広がり、高山の貴重な一打につながった。

 <阪神4-2広島>◇14日◇甲子園