藤浪、今季初勝利!

思わぬ“珍客”がグラウンドに乱入するハプニングが発生。1-1の同点で迎えた9回表、阪神の攻撃中だった。北條の代打で登場した糸原が左前打を放ち、無死一塁で、打者は梅野という場面。2ボールとなったところでグラウンドに虎のような模様を持つ“虎猫”があらわれ、俊敏にファウルグランドを約10秒ほど駆け回った。試合が中断された後、ネコが一塁側カメラマン席へと消えた。再開後、
「必死にやった」
と、梅野がスリーバントを捕前に転がすと、全力疾走で一塁セーフ。内野安打となり、無死一、二塁と好機を広げ、代打・荒木がまたも犠打バントで一死二、三塁とし、高山の右前適時打で勝ち越しに成功。

「1勝は1勝ですが、自分のなかでのスタート。ホームランは打たれましたが、野手陣にも最後助けてもらって、うれしかった」
先発・藤浪が8回6安打3奪三振、1四球で、1失点の好投。一日遅い23歳バースデー勝利に笑顔。大乱調の前回登板から、しっかりと修正。初回のニ死一、二塁のピンチをしのぐと、6回に本塁打を浴びるも、8回まで安定した投球をみせた。わずか97球で、今季初勝利。「サンケイスポーツ」によると、
「先発の一番するべき“長いイニングを投げて少ない失点”ができた。それが一番良かった」
序盤からテンポ良くアウトを重ねた。奪三振3と控えめだった分、内野ゴロを量産してリズムをつくった。

高山が、今季49打席目で初の適時打。同点の9回一死二、三塁で、試合を決める右前タイムリー。このカードここまで7打数無安打と苦しんでいたが、意地の一打で試合を決めた。
「外野フライでも1点入るので、なんとかという気持ち。それだけでした」
と振り返った。初球は、高めの147キロ直球に空振り。指1本分バットを短く持ち替え、内角の厳しい直球を振り抜いた。打球は詰まりながらも、右前に落ち、三走・糸原が勝ち越しのホームを踏んだ。

先手も、阪神。5回まで無安打だったが6回に上本、福留の安打できづいた一死一、三塁で、原口が右前タイムリーを放った。
「センター中心ですね。最低でも外野フライのイメージで。打ててよかったです。初回にチャンスをつぶしていたので。必ず先制するつもりでした」

<DeNA1-4阪神>◇13日◇横浜スタジアム