「必死のパッチで打ちましたぁ~!」
劇勝! 延長11回、原口が左越えに劇的アーチを放ち、サヨナラ勝ち。お立ち台でのヒーロー・インタビューでお決まりのセリフも出た。今季初のサヨナラ勝ちで初の連勝、カード勝ち越しを決めた。勝率も5割に戻し、3位タイとした。

4-4の延長11回、先頭の原口は、カウント2-1から4球目の142キロ直球を一閃。今季1号は、自身初のサヨナラ本塁打となった。高く高く、京セラの左翼上段席に到達したのを見届けると、白木を放り投げ破顔一笑。金本監督と抱き合って喜んだ原口は、「サンケイスポーツ」によると、
「打った瞬間、自分のなかでも完ペキで最高でした。うれしいの一言です」
と喜んだ。サヨナラ勝ちに金本監督は、
「さすがにホームランは期待しなかったんですけど、なんとかツー・ベースを打ってくれと思っていた。まさかと言ったら失礼になりますけど、しんどい試合をサヨナラで勝ててうれしいですね」
と、笑顔、笑顔だった。

球児が2回1安打無失点と好救援し、サヨナラ勝ちを呼び込んだ。延長10回から、7番手として登板。総力戦といっていいゲームで重責を託された。偉大なる元ストッパー。だが、延長10回から投じた28球の中身は濃かった。MAX148キロ。6つのアウトのうち、飛球が4つ。金本監督は、そこを絶賛した。
「2イニングいってくれてね。昔のいい時の球児を思い出すようなね。フライアウトを取ってくれてね。さすがでした」
今季初勝利をマークし、通算155ホールドポイント。ウィリアムスを超え球団最多となった。
「もう終わったこと。まだまだ先は長い」
と、落ち着き払っていた。

しかし、中5日で登板、先発・メッセンジャーは、5回1/3を投げて7安打4失点。無念の途中降板となった。毎回先頭打者の出塁を許す苦しい投球で、粘りの投球を見せていたが、4四死球と制球に苦しんだ。
「状態は悪くなかった。本当にちょっとの制球の問題だから、余計にイライラしてしまった」

<阪神5-4ヤクルト>◇6日◇京セラドーム大阪