鳥谷だけじゃない、連日の守乱!

☆ <オープン戦:ロッテ6-3阪神>◇20日◇ZOZOマリン

「どう言やいいんや」
2度繰り返したその言葉に、怒気がこもっていた。鳥谷、自己最悪OP戦5失策目。キャンプから課題としていた守備の細かなミス。チーム計16失策は12球団ワースト。コンバートがスムーズに進まない状況が、金本監督のイライラを助長する。

岩田が先発したが、5回4失点とピリッとしなかった。初回こそ三者凡退だったが、2回以降毎回走者を背負う投球となった。現時点では、先発陣の6人枠に次ぐ立場に後退か…

4回までは持ち前の投球でゴロアウトを重ねて、失策絡みの1失点にとどめていた。5回も二死走者なしまで順調だったが、四球を与えると、左前打でつながれ、左中間適時二塁打で勝ち越しを許した。さらに自らの暴投で振り逃げとなり、2点を失う。
「納得していない。抜け球が多くて、修正できないまま5回に出た。四球はすごくもったいない。点を取ってもらった後、二死からやってはダメなこと」
と振り返った。

必勝リレーの一角に期待される、岩崎の調子も上がらない。7回無死一塁の局面で登板したが、いきなり左前打を許し、さらに2安打を浴びて失点するなど、火消しに失敗。
「これでいけるというのを、いいかげん見せないといけない。ピリッとしないと」
と、危機感をにじませた。

☆ <オープン戦:ヤクルト3-3阪神>◇19日◇神宮

「しっかり打てました。良かったです。追い込まれてから、体が対応できた」
糸井が、「虎1号」の弾丸3ランを放った。「3番・中堅」で出場したヤクルト戦の初回、右翼席へ弾丸ライナーでズドン。火の出るような打球だった。黒いバットから放たれた打球は、あっという間に右翼スタンドに飛び込んだ。

「あの怒りのピッチング。何て言うの、ああいう姿勢はオレは大好きやな。ケンカ腰で投げてるみたいなね。あれでいいと思うよ。後ろの1イニングをいくピッチャーはああいう闘争心でね」
金本監督がうなった圧巻の投球だ。1点リードの9回。マテオが登板すると、先頭への安打と、上本の連続失策で無死満塁に。心乱れてもおかしくない状況で、死球で同点。なおも、無死満塁。
「あの状況は、三振が一番欲しい場面。それが取れて勢いに乗って、開き直って投げることができました」
自慢のスライダーを連投して空振り、見逃しの連続三振。最後は、三ゴロ。無死満塁サヨナラのピンチを、ケンカ腰の怒りでねじ伏せた。

「もう何度、見たことか。最後の2つなんか、言葉がないよ」
久慈内野守備走塁コーチは、怒りを通り越して苦笑いするしかなかった。ホコ先を向けたのは二塁・上本だ。9回無死一塁。ゴロをファンブル。続く打球は捕球したものの、併殺を狙った二塁送球が三塁側にそれてオールセーフ。きちんと処理していればゲームセットのはずが、無死満塁のピンチを招いてしまった。

高山も、やってしまった。1回二死一、二塁。浅い飛球にスライディング・キャッチを試みたが、ポロリ。立ち上がりで制球に苦しんでいた能見の足を引っ張った。2回には三塁・鳥谷が、一塁へ“悪送球”。原口がベースを離れてキャッチして事なきを得たが、失策にこそならなかったもののヒヤッとするプレーだった。