☆ <オープン戦:阪神5-1巨人>◇12日◇甲子園

12安打5得点で、快勝。幸先のいい巨人戦1勝だ。能見以下、中継ぎピッチャーも好投。金本監督が“予告”通りに2番で起用した高山が、2タイムリーと大活躍。攻撃型オーダーの可能性を広げる1戦となった。

3回無死一、二塁。2番打者でも、サインは「打て!」。右を狙えの指示を忠実に守った背番号9が、外角119キロスライダーをやや強引に引っ張って一、二塁間を破る同点タイムリー。5回一死三塁からは、136キロ直球を中前へ勝ち越し打。
「1本目は右打ちのサインでした。2本目はシンプルに、バットが出せましたね」
が、この日は、2安打以外は2三振。一回無死一塁ではフルカウントからエンドランで空振り三振を喫した(一走・北條は二盗成功)。
「見逃しもあったし、走者がスタートする場面で。空振りもあった。そういうところがまだ勉強というか、経験というか。スタート切るんだから。三振ゲッツーを考えないと。北條の足なんて、普通に考えればアウトだからね」
と、金本監督。

上本が、6打数連続安打と絶好調だ。「7番・二塁」で先発し、2回二死の1打席目は左翼線二塁打。4回、6回にも右前打を決め、3打数3安打でベンチに退いた。前日も、3打数3安打。これで、四球も含めて8打席連続出塁となり、オープン戦打率は7割。それでも、
「こういう時ほど、なぜ打てたのかをしっかり考えて、次の試合にのぞみたい」

ドラフト7位の長坂捕手(22=東北福祉大)が初めての1軍戦でマスクをかぶった。しかも、ベテラン能見を相手に初のスタメンマスクだ。
「緊張はほとんどなく、いけました。バッターの反応を見ながら、能見さんの特徴はつかめていないですけれど、どんな感じかなと思ってリードしていました」
自身が振り返る通り、落ち着いた動きで、能見から2番手の伊藤和をリードし、6回まで巨人打線を1安打に抑えた。6回無死一塁では、二塁で刺す場面も見せた。
「反応が遅れたんですけど、走者のスタートが遅かったんで。しっかりいいところに投げられてアウトになってよかった。相手打線を抑えることが仕事なんでよかったと思います」

※ <WBC:日本8-6オランダ>◇2次ラウンドE組◇12日◇東京ドーム
オランダの強力打線と真っ向勝負で張り合い、打ち勝った。試合終了時、時計は午後11時54分を指していた。4時間46分の死闘を制した。延長11回無死一、二塁、
「一段と気合が入った」
中田は、1ボールからの2球目を、左前へ、執念で運んだ。決勝の2点適時打だ。

☆ <オープン戦:阪神6-5西武>◇11日◇甲子園

逆転サヨナラ勝ち。1点を追う9回、上本、原口の連続安打を足掛かりに二死一、二塁から途中出場の大山の三ゴロをトンネルして2者が生還して逆転した。

高山が初回に先頭打者本塁打を含む、3安打。途中出場の上本も3安打を放った。開幕投手が濃厚なメッセンジャーは、5回4失点と不安を残した。
「よかったです。(監督の指導の成果?)それだけではないですけど、それもあると思います」
初回、先頭で右翼席に強烈なライナーで飛び込むオープン戦1号。10日の全体練習で、金本監督から直接受けた打撃指導に、3安打1打点と結果で応えた。

北條とのかみ合わせもあり、金本監督は、
「まあね…、どっちが合うか。どうやろね、どう思う? オレは2番の方が好きなんだけど」
「欲を言えば、もう1つ前、ボール1個前かな、と。欲を言えばね。彼にしては今までにない、タイミングを早く取って、彼のなかではいいポイントだったけど。もう少しレベルアップというか。欲を言えばだけど、目指してほしいと思いますね」
いずれにしても糸井と、福留の前でチャンスを多く提供する役割を担いそうだ。

マテオが、オープン戦3度目の登板で、初めて1イニングを3者凡退で抑えた。わずか9球で3アウト。現在は自身にとって、新球となるチェンジアップに取り組んでいる。
「これまでと違う球種ということで打者に考えさせられるし、有利になるからね」
スライダーが中心だった1年目からの、さらなる成長をはかっている。