糸井、初陣へ出場準備完了!

☆ <WBC:日本7-1中国>◇1次ラウンドB組◇10日◇東京ドーム
「小さいころから憧れていた大会。マウンドに立てたことは、うれしかった」
と、笑顔になった。藤浪がWBC初マウンドで冷や汗のち、奪三振ショーで2回0封デビューを飾った。

4点リードの4回から登板。気迫満点の投球で簡単に2アウトを奪ったが、直後に下位打線に死球、四球と手元が狂った。だが、変化球主体に切り替えると、そこから4者連続三振を奪い、得点を許さなかった。

★ 10日の午前8時すぎ。選手たちが、次々とグラウンドに姿をみせた。午後0時半からの教育リーグに出場する若虎がいたため、異例の早朝からとなった全体練習。金本監督がターゲットにしたのは、高山だった。
「右に強く、ポイントを前にして、しっかりたたいて。強いファーストゴロ、強いライナーを打つ感じ。タイミングを早くとらないと、無理だからね。始動を早くして、トップを早くつくる」
高山は直近2試合、9打席連続無安打だが、鉄は熱いうちに打て、とばかりにメスを入れた。午前のフリー打撃で、引っ張ることが得意ではない高山に、
「バットで切るイメージで」
と助言し、自ら手本を示した。高山も、
「結果が出た試合もあったのですが、自分としてはハマっていない試合もあった。試合が詰まっていたので、久しぶりにしっかり自分の形で打撃ができた。いい時間でした」
と、手応えを感じていた。

★ 「100(%)でやって、違和感は出ないかなとは思う。僕のなかでは、いつでも(実戦に)入れる状態に来ている」
糸井が10日、甲子園での全体練習に参加して初めて外野でノックを受け、スライディングも初披露した。体調100%宣言が飛び出した。
 
★ 7日の教育リーグ・オリックス戦で死球を受けていた坂本が10日、大阪市内の病院で検査を受け、右手親指の骨折と診断され、固定手術を行ったことが発表された。手術は無事終了し、全治は公表されていないが、開幕は絶望的な状態とみられる。まさかのアクシデントとなった。

☆ <オープン戦:阪神1-1ロッテ>◇9日◇甲子園

打線、わずか1安打1点。
「ひと休み? そんないうほどのレベルじゃないけど。いつもいつも打てるわけじゃないし」
と、金本監督。ロッテの8人継投に対し、7回以降は一人も走者を出せず。実戦14試合連続で4番に座った原口も3タコに終わり、対外試合の連続試合安打は「9」、連続試合打点は「5」でストップした。

青柳がロッテとのオープン戦に先発し、4回を無安打無失点に抑えた。体の張りで、一時ペースダウンしていた。
「ローテーションに入れたくなってくる」
と、金本監督は評価。
「(ストライク)ゾーンで(今年)一番、しっかり勝負できた。今回それがよかったし、収穫かなと思います。真っすぐで空振りとれたのが一番大きかったと思う」
走者がいない場面でもクイックモーションで投げるなど、緩急を意識。
「ボールの緩急だけではなく、フォームの緩急で打ちとれるように、と思った。こういう場面で練習できてよかったな」
と、笑顔を見せた。

守護神争いは、当初とは顔ぶれの変わった「三つどもえ」の様相を呈してきた。“本命”と言えるのは2人は、そろって登板。1点リードの8回に起用されたドリスは一死二塁から適時二塁打を浴びて同点にされ、アピールとはいかなかったが、
「8、9回関係なく、自分のできることをやるだけ。今できる100パ%でやっている」
と巻き返しを誓った。貫禄を見せつけたのは、同点の9回に登板したマテオだ。二死から連打で一、二塁のピンチを背負っても動揺することなく、最後は得意のスライダーで左飛に退けて無失点。厳しく冷え込んだ厳しい状況でも、力を示し「(寒さの厳しい)シカゴでやっているので、苦にならない」
と豪語。守護神へのこだわりを問われると、語気を強めた。
「(9回は)自信持って投げられるところ。最後は自分が締めたい思いがあるので」

ドミニカントリオの一角として候補に挙がっていたメンデスは、オープン戦で精彩を欠き、前日8日に二軍降格。金本監督は、
「今の状態では、ちょっと上では厳しい」
と明言した。助っ人右腕と入れ替わるように8日のロッテ戦の9回のマウンドに上がったのは、球児だった。1点リードの緊迫した状況で、2四球と制球に苦しみながらも、無失点に封じ、
「フォークが1球も抜けなかったのが良かった。今年の大きな課題」
と、手応えを口にしていた。

4試合連続で先発出場した梅野が、先発の青柳、2番手の松田とバッテリーを組んで、5回を無失点に抑えるなど存在感を示した。3月突入後の実戦6試合のうち5試合で先発マスクを被り、正捕手争いからの頭一つ抜け出した。
「投手有利なカウントで進められた。チーム内での争いもあるし、そのなかで投手も個人の結果を求めている。自分も投手一人、一人の特徴をつかんで、どういう攻め方が良いのかとかを知れている。難しいけれど、意思疎通を増やしてやっていくだけ」 
打撃でも、粘り強さを見せた。3回の死球と合わせて、2打席2出塁。自慢の強打はなくても、つなぎ役として8番打者の役割に徹した。