☆ <オープン戦:阪神3-2ロッテ>◇8日◇甲子園

真冬に逆戻りした甲子園。秋山はかじかむ手に息を吹きかけながら、腕を振り続けた。
「毎年、大事なところで負けてきた。今はいい状態でのぞめている」
粘り強い投球を見せ、5回2安打1失点。気迫で、ロッテ打線を封じ込めた。
「気温が低くて立ち上がりは大変だったけど、自分のピッチングができました」
開幕ローテ・5番手、確定か?

原口が、5試合連続打点となる先制適時打を放った。1回一死一、三塁、真ん中に入った132キロシュートを中前にはじき返した。三塁走者の糸原が本塁生還。その後も打線がつながり、6番・中谷の左中間への適時二塁打でさらに2点を加えた。止まらん、2安打2打点。4戦、9打点だ。レギュラー取りへ、猛アピール。

一方で、開幕布陣で守乱、4失策。原口に、一塁守備で課題が出た。4回、打球は一、二塁間へ。二塁・鳥谷が捕り、一塁に送球したが、やや右翼側にそれた。これを原口が捕りきれず、鳥谷に失策が記録された。
「捕れる球だった。アウト、セーフが際どくて足がのびるのが早かった。足の入れ替えもできる。悪いところが出たので、しっかり練習してやっていかないといけない」
と、反省。
またも、守りのミスが出てしまった。鳥谷も、5日の広島戦に続いて、二塁で先発したが、2失策を記録した。その4回に一塁への送球がそれ、5回にもゴロを捕り損ねた。
「バウンドを合わせられた」
と、こちらも反省。これには、さすがの金本監督も、
「う~ん」
と、厳しい表情を浮かべ、
「きょうも、4つか。キャンプ中だったら、すぐ特守をやりたいくらい」
と、率直な心境を吐露した。

※ <WBC:日本4-1オーストラリア>◇1次ラウンドB組◇8日◇東京ドーム
開幕2連勝を飾った。7回、5番の中田が左越えに勝ち越しソロ。今大会8打席目での初安打が値千金の一発となり、4番・筒香も、8回に2戦連発の右越え2ランで続いた。9日にオーストラリアが中国に勝てば、侍ジャパンは上位2チームが進む2次ラウンド進出が決まる。

☆ <オープン戦:阪神12-2ヤクルト>◇7日◇甲子園

猛爆14安打12点、今季甲子園初白星。2回に、打者一巡の猛攻で一挙7点を挙げた。
「甘いところを積極的にいこうと思っていた。コースも甘く、たまたまですが、よかったです」
「2番・左翼」で出場し、すべて左投手から3安打2打点をマークした高山。クリーンアップへ打ってつなげる攻撃的2番が、2度の打者一巡と、打線をけん引。また糸原、が途中出場ながら2安打を放ち、猛アピール。金本監督は、
「シーズン中も、これぐらいつながってほしい」
と、思わず本音を漏らした。

一死満塁から1番・上本が押し出し四球を選び先制すると、2番高山から鳥谷、原口、中谷と4連続適時打。大山が甲子園初安打を記録するなど、3打数2安打2四球と活躍した。
「自分のなかで一番良かったのは、四球。次の人につなげられたのは、自分のなかでは良かった」
と、2回に打者一巡で回ってきた第2打席と、6回の第4打席で選んだ四球2つに笑顔をみせた。糸原の開幕一軍が、決定的な状況となった。
「急でしたけど、チャンスと思って試合にのぞみました。1打席目からしっかり打てて良かったです」
2回の攻撃中、ネクストにいた上本に打球が当たるハプニングで、3回の守備から急きょ二塁で出場。そのウラの攻撃では先頭で直球を左前に運び、さらに6回二死一、三塁では変化球を右前にはじき返す適時打。金本監督は、
「左の変化球に、甘い球とはいえしっかり対応して打ったし。今年の新人野手2人は対応力があるというか、実戦で自分の力を出してくる2人」
と、評価。

開幕ローテ入りを目指す岩田が、オープン戦初登板。5回を投げ、3安打1失点の好投を見せた。
「キャンプから課題にしてきた、低めに集める投球ができた。頑張って、ケガなく1年間投げるのが目標です」

※ 第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は7日、1次ラウンドB組が開幕し、侍ジャパンはキューバを11―6で下し、白星発進した。4番・筒香が初回に右前先制打を放つと、7回には右中間席にダメ押しの1号2ラン。14安打11得点の打線爆発をけん引した。2大会ぶりの世界一奪回へ、日本が誇る長距離砲が最高の形でスタートを切った。