糸井、背番号「7」を披露!

「うれしい限りです。入団を信じていました」
と、糸井の入団会見に同席した金本監督は、表情をほころばせた。

「もっと上を目指したいという気持ちと、それに変化というのは必要やったんかなと。チャレンジしようかなと思って。本塁打は、常にもっと打ちたいと思っている。40本以上打たれた監督に、いろいろとアドバイスをもらえたらうれしい」と、上だけを目指して、オリックスを飛び出してきた。プレーのアピール・ポイントを問われると、
「走攻守で、全部でスピード感を出していきたいなと、思います」

糸井外野手が25日、大阪市内のホテルで入団会見をおこった。ピチッと着こなした濃い青、ストライプのスーツ。その上から、ついにタテジマの背番号「7」を羽織った。そして、頼もしくも来季目標を宣言した。「サンケイスポーツ」によると、
「金本監督も阪神に移籍されてから、キャリアハイというのを出されていると聞いたので、僕もキャリアハイを常に目指して、頑張っていきたいです」

緊張感ただとう会場を、「糸井・ワールド」で包んだ。タイガースのイメージを問われ、超人は、
「イメージ…、記者が多い(笑い)。やっぱりマスコミのイメージが強くて、新聞の大半を占めているというイメージです」
と、ニヤリと笑った。テレビカメラ11台、報道陣120人の視線を一身に浴びた。優勝を期待し迎え入れる男が、あふれる自覚を示し、その糸井をはさんで、壇上に並んだ金本監督も、四藤球団社長も思わずニンマリ。また、番組出演者から、阪神に骨を埋める覚悟かと問われると、「そういう覚悟で、頑張ります」
と、キッパリと言いきった。

金本監督は壇上から報道陣を見渡し、14年前の風景を回想していた。初めて縦じまに袖を通し、となりに星野監督がいた、あのシーンだ。
「違和感なかったね。俺は赤から、黒だったから、ものすごく違和感あったけど…」
と、ユニフォーム姿にも、まんぞくそう。
「これまで、伸び伸びと、いい意味で好きなようにやっていたイメージがあるから、そのままやってくれればいい。自分のペースをしっかり守ることが大事じゃないかな。俺はやっぱり気を使ったからね。繊細だし、気も小さいからさ…」
と、そう冗談めかしたが、あながちウソでもない。

「金本のために、死ぬ気でやれ!」
そんなころ、元阪神監督の楽天・星野球団副会長も25日、大阪市内のホテルでおこわれた後援会・「大仙会」のパーティーに出席。糸井外野手に、
「糸井は、金本のために死ぬ気でやれ! 金本は、俺のために死ぬ気でやってくれた。言いたいのはそれだけや!」
と、強烈なメッセージを送った。

会見後、早速甲子園へ。幼少時代、はじめて父と訪れた球場は、聖地だった。大暴れするイメージは完成した。