岩貞、9月の月間MVP!

■ 岩貞、9月の月間最優秀選手(MVP)■

プロ3年目で初受賞、初の勲章。
「天狗になることなく…」
と、来季さらなるレベルアップへ気合を込めた。9、10月で、5試合に先発し、無傷の5勝を挙げた。9月11日のヤクルト戦(神宮)ではプロ2度目の完封勝利をマークするなど、防御率0・47。38回を投げて、33奪三振と圧倒的な成績を残した。
「野手の方に点を取っていただいた。2点、3点取ってもらったなかで、1点(を与えるの)は、いいという気持ちで投げられた」
と、笑みを浮かべた。今季はプロ3年目で初めて1年間、先発ローテを守りきった。自身初の10勝を挙げ、防御率2・90はチームトップ。規定投球回の突破(158回1/3)も、初。

9日からはじまる秋季練習を、投手と、野手に分けておこなうことが7日、わかった。野手組は甲子園、投手組は鳴尾浜になる予定。金本監督は、
「(秋は)体づくり、基礎体力づくり。基礎的なことを、底上げしようというのが主眼にあるから」
と掲げる。宮崎フェニックス・リーグの視察についても、
「今のところ予定はない。(それよりも)こっちの選手をね。ちゃんと、トレーニングと、打ち込み。高山とか、北條とか」
と話した。

■ オーナー報告 ■
金本監督が5日、大阪市内の電鉄本社で、坂井オーナーにシーズン終了を報告した。

「非常に苦しく、つらい、我慢…」
と、就任1年目を表現した。それでも、
「(今年は)勝負度外視して育成なんて、思ったことはない」
と言い切った。
「足りないところというか。戦力的に言えば、外国人を含めて、補強は必要になってくるとは思っています。今はやはり打つ方ですかね。中軸を託せる選手? もちろん、そうですね」
3年契約の2年目となる来季に向け、改めて育成型のチームづくりをメインにすると同時に、勝つための補強ポイントとして「主軸打者」が必要と明言。FA戦略で一本化しているオリックス・糸井外野手の獲得へ、全力を注ぐ。

「こういう戦力状況の中、苦労をかけたね」
と、金本監督をねぎらった坂井オーナーは、
「路線は若手の底上げですが、それだけでは戦えない事実もある。そのへんも冷静に判断して、対応してやっていきましょうということ」
と、バックアップを約束。
「これからフロントの仕事が主になる。ドラフト、外国人とか。底上げしていこうと」
四藤球団社長も、
「二兎(育成と勝利)を追いかけるというのを、ハイスピードでやってくれ、という話が(オーナーから)ありましたので」
と、総帥の意向を明かし、
「既存戦力の底上げプラス、補強。現有の外国人選手の処遇や、FAも含めて、動かしながら考えていく。いくつかの選択肢を考えています」
FAでの目玉のオリックス・糸井や、日本ハム・陽岱鋼らは他球団との争奪戦が予想される。