高山、ついに坪井超え!

高山が9回に内野安打を放ち、球団の新人最多安打記録を更新した。チームも高山の安打を足がかりに、逆転サヨナラ勝ちし、6連勝を飾った。金本監督は、試合後のインタビューで、
「よくまあ、最終回、諦めずに打ってくれて、よかったです」
と、笑顔を見せた。

1点を追う9回一死。初球フォークをとらえ、投手強襲安打。これで今季136安打とし、従来の98年坪井が記録した球団新人最多安打記録135本を塗り替えた。「サンケイスポーツ」によると、
「甲子園ですごい数字が打てたというのと、厳しい試合展開のなかで、いい1本になったので良かったです」
と、新記録と、チームの勝利を喜んだ。一方で悔しさものぞかせた。
「正直、きょう、なんとか3本打ちたい気持ちだった」
58年に巨人・長嶋が残した新人猛打賞記録。14度のレジェンドまであと1のまま、残り1試合となった。

さらに打線は、この高山の一打を口火に、原口、福留の連続安打で同点に追いつくと、鳥谷の右安で一死満塁の好機をつくり、続く俊介が中犠飛を放ち、高山が生還。9回を無失点に抑えた5番手・金田が、今季初勝利をマークした。
「勝ちは、転がり込んできた感じですね」
と、笑顔で話した。

「決して調子は良くなかったけど、ストライク先行でテンポよく投げられた。いい形でシーズン最終登板を締めくくれてよかった」
藤浪が6回1安打無失点と好投し、16年登板を終えた。初回一死から中前打を浴びるも、3回以降の4イニングは1人も走者を許さない。三振も毎回の7奪三振と力投。足を高く上げて、十分の“間”を使った投球フォームで、カンペキに近いピッチングを披露。あまり使っていないチェンジアップで、空振りを奪う場面もあり、
「せっかくなので、いろいろ試せてよかった」
今季は7勝(11敗)どまりに終わったが、最高の形で来シーズンにつなげた。「前回、今年一番ぐらいという出来で。もう一度、感覚を持ったまま、やって欲しかったので。2回続けて良かったんで、これはもう来年につながると思います」
と、金本監督は、早くも来季の復活に期待を寄せていた。

<阪神2-1巨人>◇9月30日◇甲子園