今季初の甲子園巨人戦勝利。高山の先制バックスクリーン弾・7号ソロなどで、巨人に4-1で完勝。10戦9敗1分け。11試合目でようやく土をつけ、金本監督は、
「やっとですね」
と振り返った。

高山が、先制の中越え7号ソロを含む3安打の固め打ち。今季13度目の猛打賞で、試合数が違うので比べられないが、巨人・長嶋茂雄の新人記録14度にあと「1」と迫った。お立ち台で、
「1本1本なのであまり意識はしてないが、こういう大きな歓声を聞いて、できるな達成したいなと思う」
と語った。シーズン131安打は、赤星憲広を抜いて球団新人の歴代単独2位。球団最多135まであと、「4」。

「甲子園で、ジャイアンツに全然勝てていないのは選手たちも分かっていたので、なんとかという気持ちで勝てて、本当によかったです」
初球の133キロ直球を強振すると、打球は秋雨を切り裂いて、プロ初となるバックスクリーン弾。
「本当に大きな歓声が聞こえて、気持ちよかった」
という痛快な7号ソロで先制点を奪った。巨人戦初アーチで、セ・リーグ5球団から本塁打を記録。3回先頭では、高め直球に詰まりながらも左前打。8回二死では一、二塁間を破った。

岩貞が、堂々たるマウンドさばきを披露した。8回6安打1失点で8勝目(9敗)を挙げた。6回、無死一塁。投ゴロ併殺に打ち取り、シーズン143イニングに到達。初の規定投球回をつかみ、先発投手の勲章を手にした。
「先発している以上、達成しなければいけない数字だと思っていました。自力でまわったというより、良くないときもチャンスをいただいたので。自分で達成したという気持ちはないです」
と、控えめな感想だったが、ゲームでは躍動感たっぷり。

今季97安打目は、序盤の追加点機に飛び出した価値ある1本だった。2点リードの2回二死二、三塁で迎えた北條の第2打席。カウント3-1からの5球目、143キロ直球をとらえた打球は、左中間フェンス直撃の二塁打となり、2者が生還。
「岩貞さんもすごくいいピッチングをしていたので、序盤に点数を取れたのはよかった」
と、振り返る一打。

この日は、今季の甲子園での伝統の一戦では、最多となる4得点。そのすべてを若手がたたき出したことに、金本監督は目を細めた。「サンケイスポーツ」などによると、先制ソロなど3安打1打点の高山には、
「大したもの」
とうなり、1打点の板山、2打点の北條も、
「板山の適時打も大きかったし、あれ(北條の2点打)で主導権を握れた感覚はあった」
とたたえた。

<阪神4-1巨人>◇19日◇甲子園

過去の試合;
雨 <阪神-巨人>◇18日◇甲子園(降雨のため中止)

● <阪神3-6DeNA>◇17日◇甲子園(Bクラスが確定した。逆転負けで、中日と並ぶ最下位。消化試合。現時点で打率、本塁打数、総得点、そして盗塁数もリーグワースト)