35日ぶりの甲子園白星!

8回に逆転し、連敗を7でストップ。最下位転落を免れた。高山の中前適時打で同点とし、なおも原口が左越えの2点適時二塁打を放ち、勝負を決めた。
「連敗が止まったことより、甲子園で勝てたことがすごくうれしいですね」
と、金本監督に久々の笑顔がはじけた。狩野のスタメンで、鳥谷のサード、そして中谷がファースト、変えてきたスタメン。CS進出、あきらめないゾ!

同点の8回二死一、二塁で、1ボールからの2球目、甘く入った直球を、原口は逃さなかった。「サンケイスポーツ」によると、
「出場できた時になんとかしようという思いで、準備をしていたので」
鋭いライナーは、左翼手の頭上を越えた。直前、二塁走者・上本が、けん制での帰塁で両足をつるアクシデント。約3分の空白。だが、原口は一人黙々とバットを振り込んでいた。
「集中した方が勝つと、自分のなかで思っていたんで」

「あの回しか(岩貞さんに)勝ちをつけられなかったので、チャンスをなんとかモノにしようと思っていました」
と、高山。勝利投手の岩貞、勝ち越し打の原口と並び立ったお立ち台。振り返ったのは1点を追う8回だ。一死二、三塁でカーブを引きつけ、コンパクトに弾き返した。頭に入っていたイメージと、カーブと、スライダーで攻められたことで、打席で立った位置は普段より前に。ただ、2球目のスライダーをファウルにしたことで考えを切り替え、普段の位置に戻した。
「(後ろに下がり)甘く来るところをいい形で」
思惑通りだった。1ボール1ストライクから、高めに浮いたカーブを引きつけてガツン。中堅への鋭いライナー性の打球は、同点適時打。一塁塁上で、思わず両手をたたいた。新人の119安打は1953年の吉田義男に並ぶ4位。55打点は80年の岡田彰布を抜く、単独3位だ。

岩貞、奮投。登板4試合ぶりの白星は、チームの連敗を7で止める価値あるもの。8回を投げて、3安打1失点。あきらめない力投が、勝利を呼んだ。
「あの1点が悔やまれる展開が続いていて、相手の調子を考えたら、もう点はあげられないと思いました。最少失点で粘れてよかったです」
2回、チェンジアップを左翼席へ運ばれた。連敗中のチームにとっては、痛恨の先制被弾だった…。

<阪神3-1DeNA>◇4日◇甲子園

過去の試合;
● <阪神2-3DeNA>◇3日◇甲子園(逆転負け。7連敗で、自力CS消滅。8回、球児、誤算)

● <阪神3-5DeNA>◇2日◇甲子園(ワースト6連敗。秋山が5回5安打3失点で降板)

● <中日1-0阪神>◇31日◇ナゴヤドーム(完封負け。メッセが7回4安打1失点と好投も、打線の援護なく9敗目)

● <中日9-3阪神>◇30日◇ナゴヤドーム(藤浪、プロ入り最短の1回でKO。チームは4連敗。満塁弾を許すなど8安打で7失点と散々。高山、マルチで規定打席443到達。原口が10号。球団の生え抜き捕手では、1985年の木戸以来、31年ぶりの2桁弾。福原、引退危機? )

● <阪神1-3ヤクルト>◇28日◇甲子園(甲子園まさか3連敗。岩貞、5回3失点降板。不慣れな三塁、上本の2失策から逆転負け。球児、喜べぬ600試合登板)

● <阪神2-5ヤクルト>◇27日◇甲子園(高山の痛恨の後逸から流れを明け渡し、2連敗して5位に転落。青柳が痛恨のプロ初被弾、6回3安打5失点(自責3)で4敗目(4勝))

● <阪神3-5ヤクルト>◇26日◇甲子園(痛い敗北。岩崎が満塁被弾し、3回4失点KO。5回に高山、ノンストップ激走三塁打などで3点を返すも、毎回の10残塁。5番・ゴメス、元気なし)