3連勝を呼んだ高山の、猛打ショー。高山が、4号3ランを含む今季10度目の猛打賞でシーズン100安打に到達した。この日は、故藤村富美男氏の生誕100周年を記念して開催された。帽子に刻まれた初代ミスタータイガースの永久欠番「10」を見て、奮い立った。今季6度目の3連勝で、今季2度目の同一カード3連勝。

1回一死満塁カウント3-0まで追い詰められても、岩崎は粘った。絶体絶命のピンチを切り抜けると、うれしい援護が待っていた。今季最長タイの7回1失点での3勝目(4敗)に、お立ち台でも表情が緩んだ。118球の粘りを見せた。
「1回にちょっと球数がかかってしまったんですけど、なんとか粘って乗っていけました」
プロ初登板初勝利を挙げたのが、京セラドームだった。一般的に硬く高いとされるマウンドだが、3戦3勝。「サンケイスポーツ」によると、
「何かいいのかもしれませんね。投げやすいとかは特にないですけど、結果が出ているのはいいこと」
と、ニヤッと笑う。

試合前までに99安打としていた高山は、4回一死一塁で、右翼への二塁打。まさに火の出るような当たりを放ち、100安打を達成。球団の新人では01年の赤星以来、史上6人目の記録となった。さらに5回一死一、二塁では、逆方向の左翼スタンドに運ぶトドメの一発、4号3ラン。7回には、中前打で3安打とした。

「いったかなと思いました。まずはチームの勝利ですけど、それとともに僕個人も一生懸命記録を伸ばせるように頑張っていきたいと思います」
美しい弧を描いた。プロ初となる逆方向への一発。左翼手が打球を見上げ、追うことをやめる。地鳴りのような大歓声を浴びて、高山がダイヤモンドを駆けた。
「ここ最近スタメンから外れていて、きょうスタメンで使ってもらったので、何とか結果を出したいという気持ちでした。こういう結果になってよかった」
5-0の5回一死一、二塁で、シュートをとらえた。バットにうまく乗せた打球は、左翼席に一直線。

「1、2番がいいリズムをつくってくれた。まずは先制点を取るんだ、ということを考えていました」
1回、先頭の北條が四球、大和が1球で送りバントを決めて、一死二塁とした。3番・江越がドカン。今カード2本目、2試合ぶりの7号2ランの先制パンチを食らわせた。
「まあまあでした。ちょっとバットの先だったので…」
手応えはなかったが、左足に壁をつくってしっかり踏ん張った分、ボールに力が伝わった。ただ、快音はこの1本だけ。
「もっと打てるようにしていきたい」
凡打した3打席を反省しつつ、視線を前に向けた。

<阪神8-1中日>◇14日◇京セラドーム大阪