初お立ち台の青柳、「最高です! 」

青柳が好投、6回1安打無失点で4勝目を挙げた。「1番・遊撃」でスタメン出場した北條が、猛打賞。先制点を呼びこむ二塁打に、中押しの2号ソロを放てば、8回には高山がダメ押しのタイムリーで、3カードぶりの勝ち越しを決めた。

必死に粘った。初の京セラドームのマウンドにも適応した。初めてのお立ち台に上り、声も弾んだ。「サンケイスポーツ」によると、
「きのうのいい流れを持っていけるような投球をしようと思いました。野手の方にしっかり守っていただいて、楽に投げることができました。最高ですね!」
立ち上がりは、苦しんだ。先頭打者に中前打を食らうと、二死三塁と先制のピンチを招いた。ここで主砲・ビシエド。だが、右腕は動じない。直球でカウントを稼ぐと、最後はストライクからボールになる128キロ外角スライダーで空を切らせた。
「なんとか乗り切れたんで、弾みをつけられました」
こうなると勢いは止まらない。2回以降は、降板するまで1安打も許さなかった。球数ちょうど100球で交代。
「ボール先行を減らせば、まだまだイニングも伸ばせる」
金本監督も、
「まあ、いつも通りね。フフッ」
と笑みをこぼし、
「いい意味で青柳らしく、ボールが荒れてくれて。絞りづらかったように思います。上出来ですね。6回1安打で0点ですから。ほぼ完璧」
とたたえた。

「とらえた部分が先だったので、本塁打になるとは思ってなかった。プロ初のときと同じような感じで、びっくりしたホームランになりました」
2-0で迎えた5回先頭の北條。
「真っすぐで甘い球だけ待っていました」
3ボールから1球ストライクを見送って、続く139キロの低め直球をとらえた。3点目をもぎとった。
「トリの代わりというところですごく荷が重いと思うんですけど、そういうなかで、そういう打撃ができるというのがおもしろい存在」
と、金本監督。

2点を返された直後の8回。先頭の福留が三塁打で、絶好の得点機を演出した。ただ原口、ゴメスが倒れ、二死まで追い詰められ後を託された高山。
「いい所に転がっているだけですが、チームにとってはいいこと」
カウント3-1からの外角低めのチェンジアップをバットで拾った。打球は中前への適時打となり、球団新人6位の今季40打点目。出番が来れば、持ち前の勝負強さを発揮する。金本監督も、
「そんなにいい当たりではなかったんですけど、本当に大きな1点をルーキーが取ってくれました」
と、賛辞の言葉だ。

<阪神5-2中日>◇13日◇京セラドーム大阪