9回に一挙4点で、連勝。岩貞、2カ月ぶりの5勝目。鳥谷が7回に代打で、一時勝ち越しとなるタイムリー。好守備も披露し、9回には、一挙4得点を演出する左中間二塁打を放った。スタメン落ちから8試合になるが、見事な復調だ。長期ロード、白星発進。

「まぐれです。バントじゃなく、『打て』だったので、なんとか転がして最悪でも、自分が残ればと」
2-2に追いつかれた直後の9回だ。先頭のゴメスが左前打を放つと、この日2打席目に立った。追い込まれてから3球目のツーシームをライナーでとらえ、左中間二塁打。勝ち越し劇の舞台を整えた。「サンケイスポーツ」によると、
「トリがよくね。最後もそうだけど、良い仕事をしてくれてますね。ライナー性の彼らしい、いい打球が出はじめてきている」
と、金本監督。

さて、一死満塁から、高山の押し出し四球が決勝点。フルカウントから投じた内角低めのボール球に手を出さなかった。よくぞガマンした。
「低めは捨てて。外野フライでも1点が入るところだったので、しっかり見極められてよかった」
3打数無安打も、2四球を選んだ。連続試合安打は「5」で止まったが、決勝点となる打点に満足していた。ついで、大和が2点打とつながり、一挙4得点だ。
「積極的に打つだけでした。点を取れるチャンスだったので、いいところに飛んでくれてよかったです」
7回から、二塁の守備固めで登場。いきなりの1打席目。カウント1-1からの3球目、落ちるツーシームに膝を折り曲げて食らいついた。地をはうような打球が一、二塁間を抜けた。

「本当に長くて、迷惑をかけて申し訳ない気持ちでした。きょうも勝たせてもらいました。よかったです」
と、岩貞はうれしそう。同点弾を浴び、なおも二死一、三塁とされた8回。痛烈な打球が、岩貞が差し出すグラブの下を襲った。
抜かれる、と見やった二塁ベース後方に、遊撃・鳥谷がいた。
「来そうな感じがあった。もともと中堅寄りですけど、いつもより寄っていた」久慈コーチのファインプレーながら、強烈な打球を、冷静にさばいた鳥谷の面目躍如。絶体絶命のピンチを脱した。

岩貞、バックに盛り立てられながらの8回2失点で5勝目(7敗)。腕が横振りになる癖を修正し、8戦ぶりに白星をつかんだ。毎回の11奪三振を、マーク。
「投げていて、春頃に近いボールになってきているので。どんどん勝てるようにがんばっていきたいです」

<DeNA2-6阪神>◇2日◇横浜