さすが神様、代打・狩野が逆転V撃!

「一気にひっくり返してくれた」
と、金本監督は、狩野に最敬礼だ。鮮やかな逆転勝ちで、約2カ月ぶりの2カード連続勝ち越しを決めた。7回に、代打・狩野の左翼線への2点適時二塁打で逆転。8回には、4点を追加した。天敵・ジョーダンを撃破し、単独4位浮上。

「真っすぐだけを待っていた。ゲッツーで流れが悪くなりそうなところから2人がつないでくれたし、岩崎が頑張っていたのでね。どうにかして勝たせてあげたかった」
殊勲の一打は、0-1の七回。無死一塁から江越が遊ゴロ併殺打。チャンスが消えた、と思われた直後、中谷が二塁強襲打で、北條が左前へ。二死一、二塁の好機で、岩崎の代打として登場した。

1ストライクからの、2球目。中日・ジョーダンの直球を狙い打った。打球はグングン伸びて、ワンバウンドで左翼フェンスに到達。打った直後、走りながら吼えた。
「きょうは本当に岩崎の投球を見てて、どうにかして返そうと思った。100点です」

持ち味の粘投がようやく報われた岩崎が、2勝目を挙げた。7回1失点と、好投。
「しばらく勝ててなかったのでうれしいです。先に点を与えてしまったけど、原口と粘っていこうということで、とにかく粘り強く投げました。反省点はまだまだあるんで、次にいいピッチングができるようにしっかり準備します」
と振り返った。

新外国人・サターホワイトが、上々のデビュー。5点リードの9回に、マウンドへ。1回2安打無失点。
「すごく熱狂的で、ファンの情熱が伝わってきた。投げるのが楽しかった」
しかし、2安打を許した投球に、満足感は無かった。

福留が休養日でスタメンから外れ、4番に原口が座った。
「先のことを考えて。6連戦が続くしね」
と、金本監督。見せ場は、2-1の8回だった。荒木の四球と、代打・鳥谷の左前打で無死一、二塁。ここまで3タコの原口が追い込まれてから粘り、9球目を見極めて四球を選んだ。
「走者をためること、進めることを意識しました」
と、若き4番。
「そこだけです、仕事ができたのは。4番ということは、考えずいこうと思ったのですが。1点勝負になって、(前の3打席は)やっぱり長打がほしいと思ってしまうので、難しいところだと思いました」
と反省。4番のプレッシャーだった。

無死満塁から5番・ゴメスの2点二塁打で追加点。さらに無死二、三塁では江越に代え、福留。鋭く中堅に弾き返し、この回3点目の犠飛。

7回は若手の執念から逆転し、8回はレギュラーの鳥谷、ゴメス、福留でダメ押しと理想的。先発野手平均年齢25・7歳という「超変革打線」でのぞみ、勝利をつかんだ。

<阪神6-1中日>◇31日◇甲子園