福留、史上最年長でサイクル安打達成!

福留が、39歳3カ月で、史上最年長サイクル安打を達成した。「サンケイスポーツ」によると、
「この年で出来るとは、思ってもみなかった。記録をつくるためにやっているわけではないので。たまたまです」
と、ひかえめに喜んだ。4番・福留が自身2度目のサイクル安打に5打点の大活躍を見せると、先発・メッセも7回2失点で9勝目を挙げた。投打ががっちりとかみ合い、快勝。中日と並ぶ4位に、浮上。今シーズン最多4万6803人の観客動員と、今シーズン観客200万人達成。

2回に今季甲子園初アーチとなる決勝5号ソロを放つと、4回に中前打、5回に三塁打。最後は6回二死満塁での走者一掃二塁打で決めた。福留は03年以来、自身2度目のサイクル安打。それも、2球団にわたる偉業は史上初。その快挙への一歩目は、自画自賛の一発だ。2回先頭、内角スライダーをとらえて、弾丸ライナーで右翼席へ運んだ。これが今季、チーム左打者の甲子園初アーチ。
「うまいこと打てたし、ピッチャーがストライクの四隅を突いてくることは頭に入っていた。高山君より先に打てて、良かった」

「打った瞬間、いったと思いました」
と、会心の当たりだった。高山が、甲子園初ホームランとなる3号ソロを放った。5回先頭で2球目、真ん中に入ったスライダーをとらえた。ライナーの打球は浜風を切り裂き、右翼スタンドに飛び込んだ。約3カ月ぶりの1発に、
「うれしかったです。これが3本目ですけど、一番うれしいですね」
と、笑顔で話した。

「どんな状況であっても、勝ちたいという気持ちでマウンドに上がっている。特にああいうところで、自分の強い気持ちを出すことができたと思う」
と、胸を張った。マウンドは譲りたくない。

渾身の1球だった。7回二死満塁。メッセンジャーの今季最多144球目、152キロにビシエドのバットが空を切った。最大のピンチを切り抜けると、大歓声のシャワーを心地よく浴びた。
「まだ余力があると思っていた。自分の仕事をしようと思っていたよ」
じつは、その直前に球場がざわついた。7回、適時二塁打を浴び、なお二死二塁のところで、香田投手コーチがマウンドへ。しかし、「降板」を告げられた助っ人は、
「いかせてくれ」
と、首を何度も振って、続投をアピール。3戦連続の中5日のマウンドで、毎回走者を出したが、7回を7安打2失点。3戦ぶりに今季9勝目を挙げた。外国人投手歴代6位タイの通算70勝目を手に入れ、2年ぶりの2桁勝利に王手。さらに、この日の5奪三振で通算1069奪三振とし、外国人歴代2位タイにつけた。

また、きっちりと2番の役割をこなした荒木の存在を見逃してはならない。3安打1四球。猛打賞。6回には四球を選び、福留のサイクル安打のおぜん立て。もともと小技もできるし、脚力もチームでもトップクラス。

ドリス、出場選手登録を抹消。金本監督が中日戦(甲子園)の試合後の会見で「ドリスは明日、抹消になります。ちょっと肘の状態がよくないので。昨日から」
と明かした。ちょいと、心配だ。

<阪神8-2中日>◇30日◇甲子園

過去の試合;
● <阪神1-3中日>◇29日◇甲子園(藤浪、今季7敗目。1イニング4奪三振の珍記録。6安打1得点に終わり、完敗。初回に二死一、二塁から3ランを被弾。2回以降は復調し、今季最多タイの13奪三振もマーク。7回3失点と踏ん張ったが、打線の援護にも恵まれなかった。ひさしぶりの、鶴岡とのコンビ)