試合開始前の正午過ぎのこと、一塁ベンチ前で、女性神主が、お祓い。効果は、テキメンだった。ゴメス、決勝の15号2ラン。甲子園球場での連敗を、「7」で止めた。ウル虎の夏2016初戦、白星発進。

「しっかりたたけた。ああいう形で、チームに貢献できてよかった。なかなか結果が出ない状況が続いていたけど、これからもチームに貢献できるように続けていきたい」
3-3の8回だ。原口が左前打で出塁した後の一死一塁。148キロを完ぺきに撃ち砕いた。打った瞬間に、入ると分かる一撃。中堅左に、突きさした。

原口が、攻守両面で躍動。打撃では、4回1死一塁で迎えた第2打席にシュートを振り抜き、右翼線ギリギリに落ちる二塁打で好機拡大。一挙3得点の同点劇につなげた。同点の8回にも、一死から左前打で、直後のゴメスの決勝2ランを演出。

守りでも、バッテリーを組んだ岩貞を好リード。初回被弾した後、2回以降は、「緩急をうまく使っていくことができた」
と追加点を与えることなく最後までマスクをかぶって勝利をかみしめた。
「いつも通り、使われるところ関係なくやるだけ。これからいくぞというのを、ファンの方にも示せた」

球児、日米通算1000奪三振。史上最速、奪三振率No・1。「サンケイスポーツ」によると、
「ほとんどの三振を、今いる首脳陣の方たちと、30歳超えたくらいの選手と一緒にやってきた。矢野さんとか、監督と一緒にやってきたので。そういう意味で、共有、共感できるということではすごくありがたかったし、いいタイミングでの三振だった気もします」
と、節目を喜んだ。

復帰後、初めて上がる甲子園のお立ち台。偉業を成し遂げた充実感がただよう。3-3の8回に、2番手として登板。一死一塁で、146キロの高め直球で三振に仕留め、日米通算1000奪三振とした。ピンチは背負ったが、8試合連続無失点。祝福ムードに包まれ、聖地・甲子園のフンイキが一変した。チームを一丸にする力投だった。直後にゴメスの決勝2ランが出て、4勝目をつかんだ。

さて、先発・岩貞は、7回4安打3失点。1回、3ランで先制されたが、3回以降は無安打に抑えた。同点の7回に代打を告げられ、勝ち星はお預け。
「腕も振れるようになってきたし、いい状態に戻ってきている。次が、大事です」
と、気合を入れ直した。

<阪神5-3ヤクルト>◇26日◇甲子園