土俵際でうっちゃり、逆転勝利。連敗ストッパー・メッセ、今度はどん底3連敗を止め、8勝目。

打者9人の猛攻で、一挙3点を奪った8回。代打・原口が9球粘って放った執念の同点打が、逆転劇の扉をこじ開けた。金本監督は、
「重い扉を、原口がこじ開けてくれた」
と、大絶賛。0-1の8回。緒方が、逆転劇を呼び込む口火打。一死一、二塁。3番・江越に代えて、送り出された。カウント3-1から、4球ファウル。腹を決めて、ストレートを狙った。
「最後は真っすぐ一本に絞って、狙っていきました。あまり深く考えず、しっかり自分のスイングをしようと思っていました」
9球目の144キロをつかまえ、糸を引くように中前へ運んだ。

「スタメンから外れる機会が多くなって、悔しい思いをした」
と、激白した高山は、6番・左翼で7月3日中日戦(ナゴヤドーム)以来のスタメン出場。2回に左前打、4回に右前打を記録。8回、福留が左前打で一死満塁から、ゴメスの二ゴロで勝ち越した直後の二死一、三塁では、ふたたび左前にはじき返し、ダメ押しの3点目を生み出した。お立ち台に登った高山は、「サンケイスポーツ」によると、
「チャンスの場面だったんで、もう1点というところだったので、気持ちで打ちました。スタメンでチャンスをもらったんで、なんとしてもという気持ちで、結果が出て良かったです」

全4打席、積極性をみせた。
「ファースト・ストライクから打っていけたのは、いいところだと思う」
と自分らしさを取り戻して納得の表情を見せた。江越、中谷の台頭で出場機会が激減し、胸に期するものがあった。

「自分にできることは、自分のピッチングをすることだけ。自分が代わった後に、ああいう形で自分に勝ちがついて感謝したい。今日は、チームの勝利だと思うよ」
メッセ、気迫の投球でアウトを積み重ねた。ピンチを幾度も迎えながらもチームの勝利を信じ、109球の粘投。

打線の援護に恵まれず、ガマンの投球が続いたが、決して気持ちは切らさない。7回二死満塁のピンチは、二ゴロにしとめ、雄たけびと共に、激しく右腕を突き上げた。7回6安打、1失点。
「同じバッターに2本もヒットを打たれてしまったことと、フォークボールが全体的に高めに浮いてしまったことが、今日の反省点。先発としてゲームをつくる役割を果たせたことは、よかったよ」

<ヤクルト1-3阪神>◇12日◇長野

過去の試合;
※ 坂井オーナーが11日、異例の“自虐的発言”を披露した。この日、都内で行われた12球団オーナー会議出席後に取材に応じ、チームの現状を、
「タイガースは、消滅した」
と、表現。コーチ陣の配置転換などはおこなわないとしながら、
「オーナーが、代わることはあるかもしれないけど…」
と、意味深長に話した。

● <阪神0-9広島>◇10日◇甲子園(岩貞、チーム今季最短となる1回1/3でKO。借金は、「12」。情けないし、残念)

● <阪神1-7広島>◇9日◇甲子園(拙攻。2夜連続で無死満塁の好機を生かせず、完敗。3カード連続の負け越しで、今季ワースト借金11。広島戦は、6連敗。能見は6回4失点で降板し、これで自身7敗目(5勝)となった)

● <阪神2-8広島>◇8日◇甲子園(自力優勝が、ついに消滅。藤浪に、常識破りの罰投。8回8失点。161球。怒りの続投指令。「立ち上がりがすべてでしょう。ストライクが入らず取りにいって打たれて、何も変わってない」)