「どっかで、打破していかないと」!

辛勝。接戦を制して、連敗を2で止めた。拙攻、目立つ。もらったチャンスを生かし切れなかったが、なんとか競り勝った。9安打も、8四死球を得ながら、たったの3点止まり。

金本監督は、「サンケイスポーツ」によると、
「何とかしたい気持ちで、自分の打撃を見失っている。打ち気でも、冷静さをね」
と、続けて、
「いつまでも、こんなことは言ってられない」
と、打線の奮起を求めた。塁上を賑わせたが、3併殺、11残塁。

新しい勝利の方程式を予感させる、継投だった。先発・能見が6回2失点で降板後は7回からマテオ、8回を藤川、9回はドリスが締めた。MFD、3人が初のそろい踏みで、1点リードを守り切った。リーダー格は、やはり球児だ。奪ったアウト3つは、すべて空振り三振。
「まだ明日があるので」
と、笑顔はなかった。

さて能見は、5勝目。9奪三振。
「今日は最初から飛ばして、いけるところまでいこうと思って投げました。ゲームは、つくれた」
と、コメント。粘りの投球。再三のピンチもなんとかしのぎ、先発の役目を果たした。内角に広いストライクゾーンを、効果的に利用した。
「太一が、しっかり考えてやってくれた」
と、8試合ぶりにバッテリーを組んだ岡崎との呼吸も、ピッタリ。というか、岡崎の、逃げないピッチングという配球の妙があった。金本監督は、
「能見は見ていて、気持ちが良かった。よく後ろの3人もね。今日は、ピッチャーの勝利かな」
と、ホッと一息ついた。6回2失点の能見に加え、マテオ、藤川、ドリスの0封救援トリオをたたえた。

隼太が、地元で執念の勝ち越し打を決めた。同点の5回、3連続四球で一死満塁、2ボール2ストライク。高めフォークに食らいつき、投手のグラブをはじく適時内野安打を記録した。
「ボールに気持ちが乗り移ったのかな、と。捕られたら、と思って必死に走りました」
と、照れ笑い。それでも、
「自分には、余裕がない。一打席一打席に、集中するだけ」

<中日2-3阪神>◇2日◇ナゴヤドーム

過去の試合;
● <中日7-2阪神>◇1日◇ナゴヤドーム(3日にも、自力V消滅。4年ぶりの借金8。藤浪、突然の大乱調。四回までパーフェクト投球を演じていたが、6回に自らの失策をきっかけにピンチを背負い、3ランなどで一挙4失点。4敗目。連日の3安打負け)

● <阪神0-3DeNA>◇30日◇甲子園(3安打0完封負け。北條、マルチ安打と意地。おかんむりだった金本監督、「遊ばれとったね」)

雨 <阪神-DeNA>◇29日◇甲子園(降雨中止。素振り50分。金本監督が重視する「素振り」に、徹底的に取り組ませた。強化指定の高山、中谷をベンチ裏で猛シゴキ。北條を加えた3人を、超変革の旗頭として育てていく)