初づくし原口の一振り、決勝2ラン!

接戦をものにして、連敗を2で止めた。原口が、0-0の8回に決勝2ランを放ち、交流戦の最下位を阻止した。先発・岩崎が7回無失点と試合をつくり、2番手・球児が3勝目を挙げ、ドリスは3セーブ目。交流戦は全日程を終え、7勝11敗。

「入るかどうか微妙な当たりでしたけど、みなさんの声援と、風で入ってくれました。まさか入ると思わなかった」
一塁を回ったところで、震わせながらこぶしを握った。原口には、これがある。一振りだ。決着をつける決勝6号2ラン。さて、お立ち台での原口、3番ファーストで、スタメン出場は? 、と訊ねられて
「いつもより緊張して、新鮮な感じでした。打つ方でなんとかしようという思いで、ザキ(岩崎)には迷惑かけてしまったんですけど、なんとか最後、取り返せてよかったです」
ゴメスの不調で、3番も、一塁も初体験だった。

8回だ。鳥谷が四球で出塁し、西岡は三振に倒れた後、一死一塁で打席は原口。スライダーをたたくと、打球は高く上がり左翼席ギリギリに飛び込む6号2ラン。

4回、福留がこの日2本目の安打で、日本通算1500安打を達成。そして、日米通算2000安打まであと2に迫った。狙っていた交流戦中の甲子園での達成はならなかったことにも、
「できればよかったけど、ゲームの流れもある。僕のことより、チームの勝ちが大事。僕が持ってないということ」
と、さっぱりした表情で話した。

7回無失点の熱投・岩崎、球速も、140キロながら、変化球もキレていたし、四球も少なかった。「サンケイスポーツ」によると、
「全体的に、いいバランスで良かった。去年までと違うところを見せたかった」
投手戦が続く0-0の7回二死満塁。岩崎が汗を飛び散らせて投じた、伸びのある143キロ直球が内角低めにズバリと決まって、見逃し三振に仕留めた。
「ここで打たれたら、これまでのピッチングが台なしになる。あそこが踏ん張りどころでした」
一瞬交代も頭によぎったという金本監督は、窮地脱出に、
「なんとかね。三振に斬ってくれて。しかも110球を超えても、ストレートが走っていた」
と目を細めた。115球を投げ、7回5安打無失点。梅野も、岩崎の好投を支えた。

また、金本監督は、
「球児も球が走っていて、ドリスと2人が三人ずつでピシャッと抑えてくれてよかった」
と、称賛。球児、150キロ出た。コンビを組んだ岡崎も、「よかったですよ。だいぶ、ボールも強くなっている。変化球も効いていた」
と評価した。

<日本生命セパ交流戦:阪神2-0オリックス>◇20日◇甲子園

過去の試合;
● <日本生命セパ交流戦:阪神4-8ソフトバンク>◇19日◇甲子園(岩貞、5回5失点で降板。5回に満塁本塁打を浴びた。今季2度目。原口、今季3度目の猛打賞を記録も、8失点反省。中谷がプロ初の一塁守備、プロ初打点)

● <日本生命セパ交流戦:阪神0-1ソフトバンク>◇18日◇甲子園(メッセ、8回4安打に抑えた。3回、スクイズによる最少失点で踏ん張った。今季ワーストの2安打で零封負け。7打席連続三振を喫したゴメスに、来日初となる代打。不振・高山も、途中交代)