ドラフト5位新人・青柳は、5回1失点と粘投し、うれしい初勝利。110球、3安打1失点。2点リードの9回は、球児が登板し、2セーブ目。連敗を2で止め、勝率を5割に戻した。

ヒーロー・青柳はウイニングボールを握り締めながら、ハイタッチを交わした。「サンケイスポーツ」によると、
「最高ですね。緊張していましたが、マウンドに上がったときは、冷静だった。粘りながらの1失点は、合格だと思います。チャンスをモノにできました」
まさに泥くさくつかんだ、初白星だ。投げた5イニングのうち、三者凡退は1回もなし。被安打は3ながら、与えた四死球は5。さらにもモーションを盗まれ、4盗塁を許した。

それでも全力で腕を振った。右横手からの、変則投法。そんなフォームで投げ込むボールは、打者の手元でフワッと浮き上がる。下手投げと、横手投げの中間のような自称、「クオータースロー」。原口が捕逸するほど、手元で揺れて落ちる140キロ台のツーシームを軸に、相手打線を惑わした。金本監督も、
「バッターの打ちにくさに期待して、出した。5回1失点、十分ですね」
と評した。

2回、1点を先制し、4回には、「5番・左翼」で先発出場の狩野が1号3ラン。一死から福留が右中間を破る二塁打で出塁すると、ゴメスは四球を選び、一、二塁。狩野は3球目、143キロ真っすぐをフルスイング。打球は、左翼スタンドへ飛び込んだ。今季1号に、
「どうにかして次の1点が欲しい場面でしたし、いい結果になってよかったです」
と喜んだ。さらに、プロ初先発で3回まで1安打4四死球と苦戦しながらも、ゼロに抑えているルーキーへ、
「青柳が一生懸命投げている姿を後ろから見ているので、なんとか青柳のためにという気持ちがありました。打ててよかったです」
と、あらためて喜んだ。

ドリスが、一軍復帰戦で快投。2点差に迫られた8回に、登板。三者凡退に抑えた。救援陣が不安定な状況だけに、チームにとっても朗報だ。

<日本生命セパ交流戦:楽天3-5阪神>◇1日◇コボスタ宮城

過去の試合;
● <日本生命セパ交流戦:楽天9-1阪神>◇31日◇コボスタ宮城(完敗。能見、6回7安打3失点で、4敗目。横山、左肩の状態が思わしくないため、出場選手登録を外れた。代わって、秋山が昇格)

● <巨人2-1阪神>◇29日◇東京ドーム(今季最短の2時間21分で、あっけなく敗れた。交流戦前最後の試合は、鳥谷のソロ弾ふくむわずか4安打。メッセを、見殺し。8回6安打2失点と力投も、援護なく4敗目。ホロ苦、通算1000奪三振。再び貯金を失って3位に転落)