ヒヤヒヤ逃げ切り。
「たまには、すんなり勝ちたい」
と、金本監督。能見、ようやく3勝目。

原口が、1発を含む猛打ショー。乱戦を制する原動力となった。7回、3号ソロを放つなど5打数3安打1打点の活躍。
「期待できるわね、いま。一番」
と、金本監督。5月の月間MVPの有力候補だ。外角への140キロ直球を、一閃。
「しっかり押し込めた」
という納得の打球は、右翼ポール際へ。追加点が取れず、ジリジリとしていたところで、貴重な中押しの3号ソロをたたき込んだ。

力で押した。能見が36歳最後の登板を、鬼門突破の白星で締めくくった。神宮で、昨季は3戦3敗。14年9月17日以来となる勝利。「サンケイスポーツ」によると、
「全体的には、粘りのピッチングができました。先頭を出しすぎてしまいましたが、それ以外は自分のピッチングができました」
6回1安打1失点90球の降板を、金本監督は、
「本来ならもう1イニングいかせたところだったけど、肘の不安があるから」
と説明した。

快打に喜び、拙守を悔いた。2回に、2試合連続で1番で起用された北條が、先制の中越え2点適時二塁打。追い込まれながらも、チェンジアップを逃さなかった。振り抜いた打球はぐんぐん伸びて中堅フェンスを直撃。走者2人を本塁へ迎え入れ、北條は二塁へ達した。

チームに勢いをつけたが、8回には、ゴロにバウンドを合わせそこね、ファンブル。今季2失策目がこの回マウンドに上がった球児の足を引っ張った。結局、満塁から押し出しを与え、1点差にまで詰め寄られた。金本監督からは、
「あのミスで、帳消しだよ」
と、苦言。

球児-マテオの新・勝利の方程式も、不安が残った。7回は安藤と、高橋がミスがらみで2失点。締めを任された球児と、マテオも1失点ずつ喫した。

8回を任された球児も、苦しんだ。北條の失策と、まさかの連続四球。二死後、押し出し四球を献上。
「リリーフになって、初めてちゃうかな」
本人も記憶にないほど珍しいシーンだ。(’11年8月5日・ヤクルト戦(京セラ)以来)
「勝ってつながないといけない」
と、リードは守り抜いた。2点リードの9回、二死一、二塁。一発逆転のピンチだ。バレンティンの、まさに肝を冷やした大飛球は、右飛で締めた。マテオが4試合連続失点しながら、ヒヤヒヤの11セーブ目だ。
「状態は絶好調ではないけど、良くなっている感じはある。問題なく投げられているのは収穫。力強く投げていきたい。どんどん上げていきたいね」

<ヤクルト5-7阪神>◇24日◇神宮

過去の試合;
● <阪神5-10広島>◇22日◇甲子園(痛恨の逆転負けで、4位に転落。両チーム2ケタ安打の乱打戦も、撃ち負け。メッセ、乱調。2本塁打を浴び、3回1/3、7失点KO。今季最短で降板。そんななか、北條3安打。1番初起用。原口、初猛打賞)