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タイガース、新時代へ
★スポーツ紙、ななめ読み★
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ビーズリー、魂の119球!
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○<日本生命セ・パ交流戦:阪神4-1西武>◇8日◇甲子園
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ビーズリー、来日初完投で3勝目
■ビーズリーの好投に尽きる。交流戦初の連勝で5カードぶりのカード勝ち越しを決め、
「知らんわ」
と、岡田監督。交流戦の最下位を脱出。
ヒゲの救世主・ビーズリーが完封したいと、直訴してきたことを明かし、
「悔しがっとったもんな、1点(とられた)の時なあ」
先発・ビーズリーが今季最多の援護を受けて好投し、5月中旬の今季初先発から無傷の3勝目を挙げた。
「制球も良かったけど、走者が出てから集中して自分のボールを制球できたのが良かったよ」
全4登板でコンビを組んだ梅野隆太郎が、二人三脚でビーズリーの快投を導いた。
「ハマったというかな、本人も中6日でローテーション守るような。自分のペースを行ければ、そういう感じで行ってくれそうな感じはするよな」
曲がりの大きなスライダーに、右打者も左打者も苦労していた。好投手の条件である一級品の決め球だ。右打者には外へ逃げる。左打者にはひざ元に食い込むスライダーで空振りが奪えるのが、好投が続く最大の要因。しかも、狙ったところに投げるから、攻略は至難の業。捕手も、ここ一番ではスライダーを要求する。試合を振り返っても、ほとんど打たれていない。カットボールの制球もいいから、カウントを整えるのも簡単だった。その結果が、少ない球球で終盤まで投げられる。
打線は、5月31日ロッテ戦(ZOZOマリン)以来の2ケタ安打を放った。
「昨日(7日)ぐらいからね、いろんな球にすごく反応も良くなったし、今日もミーティングで『いい感じになってきたから、続けて行けば自ずとヒットが出るようなる』という話をしたんだけど、だいぶ打つ方はね、数を見ても分かるように、良くなってきてると思いますね。ヒットの数がね」
と、岡田監督。
3回、先頭の梅野、木浪の連打から一死一、二塁。迎えた1番・中野拓夢が152キロ直球をとらえ、右翼線へ先制の適時二塁打を放った。
「(先発の)ビーズリーが頑張ってくれていたので、なんとか先制点を取ってあげたいという気持ちでした。とらえた当たりではなかったですが、いいところに飛んでくれてよかったです」
さらに5回一死から中野、前川、森下の3連打で1点を追加。
「初球からしっかり自分のスイングができた。(岡田)監督がミーティングで言っていた通り、真っすぐにタイミングを合わせていました」
と、森下翔太。6試合連続安打。甲子園のデーゲームに集まった虎党を盛り上げた。1、2、3番に複数安打が出た。いい兆し。
「いやいや、まあ、今ちょっと大山いないんでね、打順のやりくりというか、この形が一番しっくりしてねぇ、なんかつなぎの野球というかね、うまく点取れてるんで、変える必要もないし、そのまま、一番はやっぱり2番の前川がうまく、つないだ、そういうバッティングしてくれるんで。これはホントね、後ろの者も打ちやすいと思いますね」
▲▲ 野手で1人だけ、無安打の選手がいた。5番スタメンの佐藤輝明だ。4回の中飛は久々にいい当たりに見えたが、結局、4打数無安打。一軍復帰の前日は2安打したがこの日は音無しに終わった。
「おう。逆戻りしそうやな(笑い)。チャンスになったら、どうしてもボール球振るからのう…」
当たり前だが、岡田はしっかり見ている。何といっても存在感ではチームでトップクラスの選手。1本出ればムードも上がるのだが簡単ではない。
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